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2015年5月 7日 (木)

恐怖のどん底を味わった、2度めのMRI

脳ドックとは、心電図、血液検査などで、脳に起因する病気を発見する検査をいう。
そこにMRI、MRAが標準で組み込まれているわけではない。
だからこの病院ではオプションで3万円となっていたわけだ。

脳ドックについては日本脳ドック学会が、設備・検査項目・検査対象についてのガイドラインを出している。
補助金が出る市町村があるが、一般的には保険の効かない健康診断扱いである。
価格は2008年9月に初めてしらべた時は、5万円~6万円だった。
今回しらべたところ、検査内容が大きくばらついていて、相場価格はつかめなかった。
ある病院ではMRI・MRAの価格そのものであったり、ある病院はそれを含まない検査という具合だ。
価格はMR検査込みで2万円を切るものから5万円程度まで。
この7年で多くの病院が参入し、競争により価格が下がったものと思われる。

それにしてもMR検査で3万円・・・
しばらく欲しいものが買えないなと思いつつ病院へ。

検査予約をしているので直接、検査フロアへはいる。
一般待合室はごった返していたが、ここは誰もいない。
検査受付時間より20分も早く着いたので本を読んで待っていると、少し早めに名前を呼ばれた。

狭い個室を指示されて、そこで検査着に着換える。
身に着けている金属製品は外す。
入れ歯は外す(と書いてあった)
金歯は入っていてもよい(外せないし・・)

予めチタンネックレスは外してきた。
先日の静岡マラソンで参加賞にもらった「X30 TRIBAL II」
来シーズンのランで下ろそうと仕舞っておいたが、頭痛に効くかも知れないと思い、先日の問診後に使い始めていた。
これがなかなかいい。
「X30 TRIBAL II」はファイテンのUSA限定モデル。
国内では2,700円で売られている。
つけた日から頭痛の頻度が下がった。
もしこれが効いたのだとしたら、マイ頭痛は筋肉痛由来と言うことか。
それならそれに越したことはない。

※ご注意
狭い所が苦手な方は、ここから先は気分が悪くなるかも知れません。ご注意ください。

定刻より少し早く検査室にはいる。
これで3度め、おなじみのMR装置。
いつもそうだが、見た目には威圧感がない。
胃カメラと較べると、はるかに楽そうでプレッシャーがない。
十数年前に受けた生涯初のMRIは呆気なく終わった。
見た目は静かそうだが、検査中は工事現場のまっただ中に居るかのようにうるさい。
その音に驚いただけだ。
どうってことはない。

これがいけなかった。
完全になめて臨んだ2度めのMRIでは、えらい目に遭った。
るんるん気分で機械に吸い込まれていく瞬間だ
急激に狭くなり暗くなる
え゛
こんなだったか?
そこで、パニックになってしまった。
怖い
だが、それを技師に伝える手段がない。
閉所恐怖症という言葉は聞くが、自分がその怖さを体験したことはなかった。
全身に力が入る
呼吸が苦しい

このままの状態が続けば、暴れ出してしまいそうだ。
誰も助けてくれないならば、自分でなんとかするしかない。
そこで思い切り楽しいことを考えることにした。
なにを考えたかは割愛する(笑)

だが、考えるだけでは足りない
そうだ、冬山で遭難した時は歌うといいと聞いたことがある
それはいいかげんな知識だが、切羽詰まっている
小さな声で検査じゅう
小さな声で検査じゅう
その楽しい言葉を呪文のように繰り返した。

下垂体腺腫発見入院回復体験談(もくじ)

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