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2015年5月 8日 (金)

MRIを初めて受ける人が、前もって技師に頼んでおくこと(恐怖でパニックにならないために)

楽勝の初MRI
一転して恐怖のMRI
そして迎えた3度めのMRI(+MRA)

検査室にはいるとすぐに寝台に促された。
「検査中は大きな音がして聞こえないので、具合が悪くなったらこれを握って知らせてください」
渡されたのはゴムボールのようなスイッチ。
過去2回、これはなかったな

安堵は油断につながった

視界が遮られる
「ちょっと詰めますね」
何か綿のように柔らかいものを両頬にあてがわれた。

棺桶に入った死人を連想した
その途端、一気に寝台が移動を始めた。
あっという間に視界から光が奪われる
血管が膨張する
息が苦しい

まずい、これは前回と同じパニック状態だ
何とかしなければ
思わず右手に握ったゴムボールを押そうかと思ったが、それは最後の手段だ

まず口を開けた
これで呼吸が楽になった
笑った
なにも可笑しいことはない
むしろ死にそうなのだ
だがここは、楽しい気持ちに切り替えなければ乗り切れない
前回の経験値だ

封切館の開演に似たブザーが連打される
可笑しくないけど、映画かっとつっこんでみた

ずっと口を開けていると、力がはいらなくてよい
その分、口の中が乾く
何度も唇をなめた

あぁ楽しい
あぁ楽しい

自分にいい聞かせる
そのうち、緊張が解けてきた
しめたぞ
これならば、なんとか乗り切れそうだ

そこまで盛り返すのに、どれくらいの時間を要したかはわからない。
そのうち、聞き覚えのある工事現場でドリルで斫る音が聞こえてきた。

どれくらいの時間が過ぎたのだろう
やがて音が途絶え静寂が訪れた。
15分くらいかと思ったら20分で、長い人は1時間ということもあるそうだ。

ドアが開き技師が入ってくる。
おつかれさまでした。今日は検査だけですので着換えてとっととお帰りください
"とっとと"はなかったが、そう聞こえるくらいの流れ作業だ。

あぁ、怖かった
これはタダでは帰れない
こちらは大枚を払っているんだから、質問する権利くらいあるだろう

はいる時、あっという間に暗くなって怖かったんですけど
「入る速さは変えられるんです。狭いところが苦手という方もいるので」

それを先に言ってくださいよ
「あぁすみません。ついでに言うと、中に入ったあとも暗い所が苦手という方がいるので、ほのかに明るくできるんです」
そう言って、ボタンを押して実演して見せた。

今やってどうする!

「あとわずかに、風を送ることもできるんです」

あぁそうですか。それは素晴らしい装置ですね
って使わなかったら、何にもならんじゃないか。

ということで、MRI(3度め)の教訓は
・入る時はゆっくり
・中の電気つけて
・風も出して
ということを始まる前に技師に申し出るということだ。

あぁ怖かった

つづく

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