恐らくこれが最後の歌合戦?
春マラソンが終わった翌週
いつもの彼とスズキさんを誘い、僕ら歌仲間は蒲田のカラオケ店で、恒例の歌合戦に臨んでいた。
なぜ蒲田かというと、そこに「ファミマ複合店」の第1号店があるからだ。
カラオケの機種はLIVE DAM
佐野元春2011年6月、東京国際フォーラムでのライブ「ALL FLOWERS IN TIME」の映像と音源で歌えるLIVE DAMは、元春ファンにとって絶対に外せない。
麦の唄
「マッサン」はいまひとつ感情移入できないドラマだった。
日本に来てから数十年経つのに、まったく日本語の熟練度が変わらない「エリー」という役者に、だんだんと興ざめしたからである。
それでも中島みゆきの歌はカラオケにぴったり。
キーは高いのだが、チャットモンチーやELLEGARDENのように、血管が切れそうなほどがんばらなくても声が届く。
だがそれを見たスズキさん
おもむろに立ち上がると「キー高いですね」と言ってコントローラーでキーを下げようとした。
♪むぎーはなき
なにもしないでください
むぎーはさき
なんとかキーを下げられる一歩手前で止めた。
前にご一緒した時も、人が謳い始めると「音大きくないですか?」といきなり下げようとした。
彼は指導者的立場が長かったせいか、人の振る舞いを黙って見ていられないらしい。
彼をクルマの助手席に乗せて走った時のことだ
交差点で停止していると「青です」と信号が変わったことを実況する。
左折していて、歩行者がちかづいてくると「あぶないっ」と大声を出す。
一応、ドライバーは僕なんですけど・・
それ以来、彼を助手席に乗せるのはやめにした。
にじいろ
絢香という歌手を聴いてはいなかったが、これを機に聴くことになった。
「花子とアン」という秀逸なドラマ、とても愉快な気持ちになる絢香の曲。
番組が終わって1年半が過ぎた今でも、帰宅して聴く「夜くつろぐ」セットリストでトップの位置を維持している。
There will be love there ~愛のある場所~
You Tubeで公開されている高音質の映像をBOSEで流す
その臨場感は、他の楽曲では得られないものだ。
東京VICTORY
サザンの曲は特訓を積まなければ上手くは歌えない。
案の定撃沈したが、この曲がもつ高揚感は秀逸
幸せな気持ちで歌い終えると
「自虐史観っ!」
彼のコメントが始まった
桑田佳祐がどうだ
この曲はどうで。。
しまいには、オカルト雑誌に出て来るような話が始まる
皆さんが信じていることは実は嘘で・・・
皆さんが信じていることは実は嘘で・・・
うんざりだ
音楽を気持ちよく楽しんでいる人に向かって、根も葉もない風評を語るなど言語道断。
君は音楽の神様なのか?
もう彼の前でサザンを歌う気にはなれない
いや、もう一緒に歌合戦もないかもしれない。
こうして友だちが減っていく
歳を取ると、友だちを増やすのはとても難しいというのにだ。
さて、この日スズキさんが歌った曲はというと、
案山子
無縁坂
神田川
シクラメンのかおり
いずれも名曲であり、僕も愛してきた曲だ
だが彼が歌う前に必ず
「古い歌ですけど」
「新しい歌は知らなくて」
「すみません」
と前置きするのが、次第に興ざめになってきた。
はじめのうちは、そんなことないでしょ。僕だってそうですよとフォロウするのだが、それでも同じことを繰り返すのには閉口する。
はじめのうちは、そんなことないでしょ。僕だってそうですよとフォロウするのだが、それでも同じことを繰り返すのには閉口する。
残り時間7分となり、ALL FLOWERS IN TIMEから「約束の橋」
このライブを同席した彼と、これが最後の共演となるかもしれない。
| 固定リンク | 0
「音楽」カテゴリの記事
- 42年ぶりに復活した札幌、復活しなかった福岡 2024ツアーはクィーン最後の来日なのか(2023.12.08)
- 予習がなくてもフレディ・マーキュリーと全力で合唱できた理由(2023.12.02)
- クィーン福岡で最後の公演 九電2days 2日めは一転して超満員(2023.11.27)
- ライブ当日の昼に決まった緊急クィーン参戦(2023.11.26)
- 「Hot Space Tour '82」日本の初演地は福岡(2023.11.25)