夢は新幹線の運転手 初めて座る0系の運転席
事前のしらべでは、実用されていた運転席が見られるのは国立のひかりプラザにある新幹線資料館だけ。
ここ青梅鉄道公園に、その記述は見あたらなかった。
急角度の階段をあがると左に運転席、右が車掌席
これほど高い位置にあるのか
初めて座る新幹線の運転席
小学1年生の時、生まれて初めて書いた将来の夢は
「新幹線の運転手」だった
その夢がいつなくなったのかは不明だが、諦めたと言うよりは、魅力を感じなくなったというのが近い。
従って、ここに座っても特段の感慨はない。
そこにあったのは、長年のアイドル「新幹線」あらゆる車種を含めて、初めて座る運転席の感激だ。
朽ち果てている金属
直線的に並ぶ計器
それは客船のようでもある
0系視察隊は、視察に来たという名目も忘れて、互いにカメラマンを頼み、運転手のポーズをとりフレームに収まった。
運転席から前方の視界は狭い
ノーズが高いので、上目遣いになる
これでは線路はまったく見えないのではないか
恐らく、年代を追って前方視野は改善されていったのだろう。
座席は2+3の普通車両
座席は当時のまま保存されていて着席もできる。
ただし、右側後方数列は損傷が激しく立ち入り規制のテープが張られていた。
客車座席を公開している0系静態保存は他にもあるが、運転席からまるごと1両公開しているのは、世界でここだけではないだろうか。
覆い被さっている樹木から夜露を浴びたのか、窓には水滴が這っている。
10ABCの壁を見ると窓のうえに「非常口」のプレート
窓の下にドアが敷設されていた。
1号車後方には左右に1つずつ、2人用の個室が2つ。
座席は向かい合っていて、片方のシートは少し幅が広い。
新幹線0系22-75に別れを告げてD51へ移る。SLに興味が無い僕は、その間パンダの乗物で遊んでいた。
小さい子供連れの客が多い。
大人だけで来ている団体は僕ら0系視察隊だけだ。
依然として人は増えてこない。
1階、2階の展示室を流すようにみて屋上展望台へ。
そこは洗濯物が干してない病院の屋上のよう。
珍しいほどの殺風景
100円を入れる双眼鏡もない
フレンドリーなおじさんが言っていた通り、うっそうと木が茂り、園内は見渡せない。
ただ、山を見に来たと思えば悪くはない。
遠くにみえる景色はクラブハウスから見るゴルフ場のようだ。
と思ったら本当に青梅ゴルフクラブがあった。
11:00
青梅鉄道公園アウト
青梅駅までの下り坂は徒歩
下ってきたところに診療所を改築したカフェ「夏の扉」がある。
かぼちゃのケーキ、カレーの人気が高い店だが、あとから想い出した(笑)
事前のしらべによると、青梅は昭和レトロに力を入れている街。
青梅赤塚不二夫会館があり「トキワ荘」を再現した部屋がある。
昭和30~40年代のおもちゃなどを集めた「昭和レトロ商品博物館」がある。
食べ物で有名なのはとんかつの「もりたや」
使われているかどうかは不明だが、ブランド豚「TOKYO X」は青梅市にある東京都畜産試験場が開発した。
まだランチには少し早い
日程消化優先。ランチは昭島でとることにして、第1の視察地青梅を後にした。
つづく
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