脳MRI 絶対怖くならない方法(二)
【 検査スタート 】編
ここまで記した1,2,3,4,5の要望を技師に伝えました。
ヘッドホンをつけてもらった場合、狭い空間がさらに狭くなりそうで「大丈夫かな」と想像しましたが、何事もチャレンジしなければわからないと思い、頼んでみました。
二度の経験からいうと、音楽が流れることで気が紛れる効果が、それに勝ります。
MRI装置用のヘッドホンはopen air(密閉型ではない)
完全に空気を遮断するタイプではないので、閉塞感はありません。
完全に空気を遮断するタイプではないので、閉塞感はありません。
ただし、最後の一押し
「音楽流してくださいね」
この一言、言った方がよいです。
実際「第5回」ではヘッドホンをつけたのに、音楽が流れませんでした。
途中で造影剤を入れるために一旦外へ出た時に
「すみません。音楽流してもらえますか?」
と頼むと、あぁそうだったね^^;)という反応
その後は音楽を流してくれました。
さすがに音楽は選べません。
持参した音楽をかけてもらうのもダメだと思います。
(リクエストしていないのでわかりませんが)
私が経験したヘッドホンでは"単調なピアノ演奏"でした。
これで技師に頼めることは完了。
いよいよあなた自身が"無心"にはいっていく方法です。
"無心"の定義は「邪念がない状態」です。
「MRIの間、楽しいことを考える」
「MRIの間、他のことを考える」
ことは一見悪いことではないようですが、いろいろと考えるということはよくないです。
一例を挙げます。
旅行の予定を空想して楽しい気分に浸る
よし、これならばMRIを乗り切れそうだと思った時
有給をとるために嫌な上司に「お伺い」を立てなければいけないことを思い出す
その顔が浮かんだ途端、恐怖の気持ちが想起されて、パニックに陥る
このように、恐怖の感情につながるものが想起されることは避けなければなりません。
従って、1つのことに決めたらそれだけで検査中の30分、60分といった時間を乗り切る。
"無心"「邪念がない状態」を創り出すのです。
1つのことで60分持たないということはありません。
ただ、ひたすらそのことを考え続けていると、MRI装置の中で時間の流れが速くなることを経験しました。
造影剤を使うMRIの場合、検査時間は60分に及びますが、終わった時
「あれ?もう終わりなの?僕は特別うまくいって短時間で済んだのだな」
と思いました。
しかし時計をみると、しっかり60分は過ぎていました。
以前、無心になる方法を研究しました。
そうして、30ほど試した方法の中で「無心になれた」と実感できた方法を3つ記します。
①蝋燭を灯して瞑想する。
②大音量で音楽を聴く。
③「ありがとう」という言葉を繰返し唱える。
人は言葉で脳を動かしています。
「そこを右に曲がって」
「クスリのんで」
我々は、無意識のうちにそういった指示の連続で生きています。
「ありがとう」でも「あぁ楽しい」でもいいのですが、1つの言葉で意識を占有すると、他の意識が入り込むことが難しいです。
それにより、結果的に無心になることができます。
果たして、それを無心というのか?
という問いについては、以下の文献にこう書いてありました。
「技を極める弓道」高柳憲昭
ベースボール・マガジン社
2007年12月
(以下、主旨を損ねないよう要約)
座禅の修業で老師が「座禅をしながら1から10まで何度でもくり返して数えなさい」という。すると無の状態になったが、老師はそれを「空(カラ)」だという。さらに続けると、心の底から気力があふれ「無とは気力の高まりによる充実感」と知る。
(ここまで)
MRI装置の中で言葉を唱えるだけでは"無心の境地"に到達する前に終わってしまうかもしれません。でも、私たちは無心の境地をめざす修行者ではありません。
MRI検査60分の間だけ「空っぽ」になれればよいのです。
振り返ってみると、第4回、第5回のMRIではさらに、無心の境地に達することができたようです。
途中から、この検査を乗り切れるという自信が湧いてきて、結果的に検査の時間を短く感じることができました。
つづく
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