脳MRI 絶対怖くならない方法(三)
「それでは検査を始めていきます」
技師のアナウンスが入り、あなたを固定したベッドがMRI装置に吸い込まれ始めます。
「それでは検査を始めていきます」
技師のアナウンスが入り、あなたを固定したベッドがMRI装置に吸い込まれ始めます。
ここで一つ重要な確認事項があります。
MRI検査では、途中で気分が悪くなる人がいるため「ナースコール」ボタンを持たされます。
ここは入院病棟ではないので「お知らせボタン」ですね。
これを手に持たされて「気分が悪くなったりしたらこれを押してください」と言われます。
これは、心を落ち着かせるための安心ボタン。
万が一、これを渡されていなかったら「お知らせボタンはないのですか?」と催促します。
比較的短時間で終わるCT検査では、このボタンが渡されないことがあります。
ベッドがゆっくり移動を始めます。
これから、具体的にどうするかを書いて行きます。
MRI装置に吸い込まれている間、有効なのは「③任意の言葉を繰り返し唱える」です。
まず口を開ける
気道の確保です。
(MRIでは若干頭に角度をつけてくれるので、フラット指定時のような息苦しさは多少緩和されます)
MRI装置内では口を閉じていると息苦しくなり、それが恐怖の感情につながりかねません。
口を開けた途端、体の力が抜けて楽になります。
口で呼吸をするため、検査中は喉がからからになりますが、そんなことはたいしたことではありません。
唇が乾くのを舌で舐めるのは一向に構いません。
唇舐め放題。
おおいに舐めてください。
唇が乾くのを舌で舐めるのは一向に構いません。
唇舐め放題。
おおいに舐めてください。
検査の途中、腔内につばがたまり、飲み込みたくなることがあります。
事前準備で「風邪を引かない」を実践しているので鼻は詰まっていないはず。問題なくのみ込むことができるでしょう。
鼻が詰まっていると、つばを飲み込むのは難しいです。
MRI装置内では、体が固定されているので、耳抜きをするわけにもいきません。
もしも、手術後などで鼻がふさがれている時は、つばをのむことはできなことを覚悟して臨みます。
鼻が詰まっていると、つばを飲み込むのは難しいです。
MRI装置内では、体が固定されているので、耳抜きをするわけにもいきません。
もしも、手術後などで鼻がふさがれている時は、つばをのむことはできなことを覚悟して臨みます。
「第5回」の経験では鼻が完全にふさがれた状態で、最も長時間に及ぶ「造影MRI」を受けました。
これは、これまでの生涯で最も苦しかった検査でした。
それに較べれば胃カメラの辛さなど10分の1にも満たないでしょう。
しかし、その難関も今回のお話で書いていることでクリアできたのです。
口を開けたらすぐに、笑ってください
笑うことにより、体の力がすーっと抜けます。
すると、リラックスすることができます。
検査のあいだ、ずっと笑ったままでいることをお薦めします。
1人でへらへら笑うのは変ですが、ここでは誰もみていません。
口を開けたらすぐに、笑ってください
笑うことにより、体の力がすーっと抜けます。
すると、リラックスすることができます。
検査のあいだ、ずっと笑ったままでいることをお薦めします。
1人でへらへら笑うのは変ですが、ここでは誰もみていません。
検査中「目は閉じておいてください」と言われる場合、そうでない場合があります。
目は閉じたままがよいです。
装置に入る前に閉じて、外に出てから開きます。
閉じておいて途中で「開けてみようかな」と考えたりすることがキケンです。
「もし目を開けて真っ暗だったら怖いな」
などと"余計なことを考える"のがよくないのです。
ベッドが所定の位置に停まったらすぐ「③任意の言葉を繰り返し唱える」を始めます。
はじめに劇場の幕開きのようなブザーが鳴り、磁場がつくられていきます。
経験では、ヘッドホンの音楽はこのあたりから流れ始めました。
(技師が手動でプレイボタンを押したのかどうかは不明^^;)
音楽はBGMです
それを能動的に聴くためのものではありません。
大音響のいろいろな装置音にかき消されて、ほとんど聞こえないです。
それはただ、ふと思考が途切れた時に、すき間を埋めてくれるものと考えて下さい。
つづいて、さまざまな音が聞こえてきます。
工事現場のような音
低周波の連続音
これらの聞こえてくる音を"聴いて"はいけません。
聴いていると「よいしょ」とか「なんまいだ」と言った特定のかけ声や呪文のように聞こえることがあるのです。
(と書いているいうことは聴いてしまったわけですが・・・)
これは、よくないです。
音に捕らわれて、それで考えないでいいことまで考えてしまいかねません。
つづく
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