« 脳MRI 絶対怖くならない方法(三) | トップページ | ウルトラセブンのコレクターグッズ »

2015年7月 6日 (月)

脳MRI 絶対怖くならない方法(最終話)

MRIの所要時間は以下の通りです。

単純なMRIだけの場合、20分~30分程度
MRI+MRAの場合、40分程度
MRI+造影MRIの場合、40分~1時間を超える


検査が始まる前に、技師に「だいたい何分くらいですか?」と尋ねると目安を教えてくれるでしょう。
造影MRIの場合、しらべる部位により時間の幅が大きくなります。


通常MRI、MRAの場合、一旦MRI装置に吸い込まれたら、そのまま検査終了まで装置の中に居ることになります。
一方、MRIにつづいて造影MRIをおこなう場合、途中で一旦MRI装置の外に出されます。

「え゛もう終わりなの?」
と油断しないよう、この流れを頭に入れておいてください。

散歩でもマラソンでもそうですが、知らないコースを往く時は不安で仕方ありません。
予め、行程が頭に入っていれば、現状をしっかり把握して、立ち向かうことができるのです。

MRIではこの「立ち向かうという姿勢」を持ってください。
「あぁいやだ」「早くおわらないか」「大丈夫か」という受け身では、乗り切れません。

針がさされて造影剤の点滴が始まると、そのまま再びMRI装置に入ります。
その後、造影剤を体に注入しながら、撮影を続けるのです。
造影剤を使用するのは「手術前」「手術後」といった、より重要な局面において、より詳細な状況を把握する必要がある時。
自分の体をよくするために医師が賢明の努力をしてくれている時です。

そんな時に自分が逃げていては始まりません。
ここに書いてあることを読んで備えれば、乗り切ることができます。


造影剤はアレルギー体質の方がいます。
「過去にアレルギーが出たことはないか」と医師や技師から、その都度確認されます。
アレルギー体質の場合、残念ですがここで申し出て造影剤の使用を断らなければなりません。
アレルギー体質か否かは、一度やってみなければわかりません。
(初体験時、ここは不確定要素ですね)

造影剤が入ると体が熱くなり、圧迫感で息苦しくなります。
初めての時は「わっこんなに気分が悪いのか」と驚きました。
それも「任意の言葉を繰り返し唱える」を徹底してしのぎます。

この圧迫感は、無心になってしのいでいると体が順応して、次第に辛さが消えます。
ここで「自分はアレルギーか?」と焦ってお知らせボタンを押さないようにしましょう。


自分の経験では以下の言葉を唱え、うまくいきました。
「楽しい」(第2回、第3回、第4回)
「心はリラックスしている」(第5回)
これを最初から最後まで、ずっと唱えていたのです。
先に書いたように、この間ずっと笑っていることも大切です。
第5回だけ言葉が違うのは、鼻で息ができない造影MRIというのは、想像を絶する辛さだと事前に想定できたからです。
振り返ってみて、その体験を較べてみるとマラソンで42.195kmを5時間で走るほうが楽です。

唱える内容について、加筆します。
人によっては「1人しりとり」や「47都道府県を北から順に言う」といった、気を紛らわせる方法が好適な人もいるのでしょうが、次の言葉に詰まった時、不安を感じることになり好ましくありません。
思考を伴うものは避けたほうが無難です。



どれだけ時間が経ったかもわからない頃
ふと、あれだけうるさかったMRI装置の音が途絶える
もしや?
と思うと、がーっというショッカー基地の扉が左右に開くような電子音と共に、自分の体がMRI装置の外に帰還します。

空っぽ、無心になれたMRI検査では、その時間が短く感じます。
皆さんの脳MRI検査が、そうなることをお祈りしています。
頑張って下さい!

おわり


| |

« 脳MRI 絶対怖くならない方法(三) | トップページ | ウルトラセブンのコレクターグッズ »

心と体」カテゴリの記事