ウルトラセブンの心地よい後悔
日本では平均余命により、人生80年と言われている。
40歳を超えれば人生後半である。
人生が後半にさしかかると、人は未来に生きる人と、過去に生きる人に別れてくる。
もちろん毎日そうだというのではなく、その瞬間によって交互に入れ替わることもある。
長く生きているということは、相対的に未来への希望よりも、過去への後悔が増える。
論理的に過去の時間が長いのだから、それは誰にとってもそう。
後悔には3つある
1.忘れてしまいたいこと
2.取り返しの付かないもの
3.噛みしめてほろ苦いもの
後悔に対する処し方としては、1と2を忘れること
すなわち想起しないことが望ましい
過去を引きずらないで生きると言うことだ
だが、中には時々思い出しても決して苦痛ではなく、苦笑いすら浮かぶものがある。
2と3の組合せ
恐らく取り返しはつかない(取り返すつもりもない)が、ほろ苦いだけで嫌なものではない。
それが、ウルトラセブン1/1(原寸大)マスク
ウルトラセブンはウルトラマンにつづくウルトラマンシリーズ第2弾のテレビ作品。
1967年(昭和42年)10月1日、TBS系列 日曜日19:00~19:30の枠で放送が始まった。
1967年12月17日には、後に被爆者団体の抗議を受け、DVDソフトから外されることになる第12話(スペル星人)が放映される。
*参考文献「封印作品の謎」安藤健二 太田出版 2004年10月
1968年9月8日
49話(最終話)「史上最大の侵略」ゴース星人が登場。
放送が終わって間もなく50年が過ぎようとしているが、ウルトラセブンの人気は根強い。
放送当時から、ウルトラファンの子ども達は二分されていた。
シンプルだが妖気が漂うウルトラマン
複雑な造形でメカニカルなウルトラセブン
セブンからリアルタイムで見始めた子ども達は、圧倒的にセブン派。
セブンイレブン、セブン&アイホールディングスがこれだけ隆盛を極めている背景には、ウルトラセブンが作りだした「セブン」という単語への共感が流れている。
1993年2月
「私が愛したウルトラセブン」放送
1994年
通産省が太陽の日PR用としてTVスペシャル版を2本制作。
ポインターではなく、三菱のGTO(第二世代)が警備隊車両として使われた。
1999年12月31日
ビデオ「ウルトラセブン1999」発売
その後も、セブン人気を背景にリメイクが行われたが、本編への憧憬には及ばない。
つづく
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