[Ctrl]+[S]をあなたの習慣に!
貴重な時間を失わないために、すべてのパソコンユーザーは[Ctrl]+[S]を覚えなければならない。
パソコンを本格的に使い始めたのが1991年だから今年で25年になった。
この間に、それは何度あっただろうか。
パソコンは突然"なにもしていないのに"謀反を起こす。
パソコンユーザーはパソコンが起こした謀反に対して、
"自分はなにも(悪いことを)していない"
と泣き言を言うが、なにもしないでパソコンが勝手に謀反を起こすことはない。
悪のシンジケートがあなたのパソコンを監視していて、あなたにだけ特別なトラップを仕掛けると言うことはない。
謀反は、ユーザーが何かをした拍子に起こるのである。
つい今し方まで、根を詰めて作っていたファイルが(応答なし)になる。
あるいは、突然すべてのキーを受け付けなくなる。
おかしいな、えいっ!
とかいいながら[Ctrl]+[Alt]+[Delete]でタスクマネージャーを見ると、やはり(応答なし)
すーっと、血の気が引いていく。
そういえば、最近、保存していないぞ。
恐る恐る、[スタート]右クリック>エクスプローラーを開き、ファイルのタイムスタンプを見る。
数日前・・つまり今日の作業を始めてから1時間分の作業は、なにも残っていないということだ。
あぁ、なぜ途中で保存しなかったのか・・・
作業に集中しすぎていたのだ。
こういうことは、パソコンを使い始めて間もない頃にはよくあった。
それまでは、紙のルーズリーフノート、そして少し進歩して電子手帳、そしてまた進歩してパソコンのLotus1-2-3。
データの取り扱いが新たなプラットフォームに代わる度、目の前で起こることがすべて新鮮で、その虜になった。
脳にある「こんなこと、やりたかった」が目の前でカタチに変わっていく。
時間を忘れた。
パソコンを使い始めた頃と比べて、パソコンのフリーズ回数はずいぶんと少なくなっている。
最近では(応答なし)と言っておきながら、なにごともなかったように復帰することも多い。
それでも、気まぐれは起こる。
データを失った時、失ったのは作業した1時間。
そして、脳の記憶をたどって再度作業した時に、再現できなかった価値。
パソコンで資料を作っている時は、数分に一度は上書き保存する習慣が必要だ。
それは左手の小指と中指で事足りる。
パソコンを使う人は誰もが[Ctrl]+[S]を押して、上書き保存をすることを覚えなければならない。
(SはsaveのS)
二度と想い起こせないような、貴重な価値を失わないために。
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