脚は残っている、強まる雨脚が体幹の体温を奪う
21.1km 中間点
予定していたタイムとの差は14分。
自己ベストという今日の目標は完全に見失った。
雨脚が強くなっていることが、行く先を見通せなくさせている。
脚はまだ残っているはずだから、後半に爆発させる場面をつくろうと思えばできるはずだが、この天候条件では様子を見ざるを得ない。
22km
走路左側、コンビニの前に立ち、飴を配っている女性がいる。
左端を走っていたら、もらいたかった。
今回の静岡マラソンでは、走路全体では5回ほど、このような私設エイドを見た。
私設エイドとは、個人がコース脇で飲み物や食べ物をマラソンランナーに私費で振る舞う行為。
厳密にいえば、主催者が用意するもの以外で、競技者へ援助することは禁止であり、私設エイドを禁止する大会もある。静岡マラソンの主催者は、私設エイドに可否の言及していない。
22.8km
第8給水が見えてきたので、ウェストポーチから「アミノダイレクト5500」1包を取り出し口にふくむ。
それをエイドで「水」をもらって流し込む。
この取り組みは今回で4回めになるが、効果についてはさっぱりわからない。
来年にはやめたい取り組み候補の一つである。
23km
徐々に脚が強くなった雨は、ここで土砂降りとなった。
静岡マラソンでは20km~30kmまで海沿いのストレートを東向きに走る。
去年の第1回大会は、ここが逆風になりランナーを苦しめたという。
恐れていた風は、さほど強くはない。
だが、降りしきる雨がランナーの体力を奪っていく。
この程度の風ならば、ペースアップできるぞ!
と思う反面、この雨で身体が冷えている。
無理をするのは危険ではないか?と脳が運動に歯止めをかける。
24km
24.6km 第9給水 2度目の給食
ここでは近隣の名物「石垣いちご」が案内に載っていた。
静岡マラソンは主催者設置のトイレが24か所もある。
これには、公共施設、コンビニ、公園のトイレは含めていない。
「参加者へのご案内」には、トイレがコースの「左」「右」どちらにあるかまで記載されていた。
これまで他の大会では、ここまで親切なのは見たことがない。
どれだけ、トイレにこだわっているのか。
一方、15ある給水所については「左」「右」の表示がない。
これは逆ではないだろうか。
25km
借金はさらに2分広がり16分。
雨脚は変わらない。
大会前に急遽取り寄せたアシックスのポンチョXTG162は、脱ぐことができず着たままだというのに、容赦無く雨が身体を濡らしていく。
トルソー(体幹)部分は完全に冷え切ってしまった。
ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュを着ておいてよかった。
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