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2015年8月 5日 (水)

パソコンスマホ入院環境

会社においては、入院を公言して得することはなにもない

会社で倒れて、救急車で運ばれた
自宅で倒れて、運ばれた
難しい病気で入院して手術した

このような風評を聞いて、社員はどう考えるだろうか

「忙しくて大変なんだな」
これならば、感想に過ぎないので得にも損にもならない。

「カラダ弱いのかな」
「業務の負荷がかかりすぎて、てんぱっているんだろうな」
これは、仕事の評価である。
良識ある上司ならば、仕事を減らす必要があると考える。
関係者は、大切な仕事を任せるのは、しばらく無理かなと思う。

仕事が減って給料がそのままならば、それもいいかも知れないが、そんな甘い会社はない。
「病気になったから3万円減らします」
というわかりやすい会社はない。
仕事が減ると言うことは、昇級昇格が止まると言うことであり、いずれ遠からず給料は減るのである。

出世を狙っていなくとも、病気を宣伝するメリットはない。
上司と相談のうえ、社内から尋ねられた場合「長期療養中です」と説明してもらうようお願いした。


取引先にも伝えないことにした。
こちらがクライアントの場合、お見舞をせがんでいるようなものだ。
思い返してみると、過去に取引先の人が入院したという話しが持ち込まれた記憶もない。
同じ窯の飯を食う会社内の場合、その関係は家族同然と言えるが、会社が違えば「家族」ではない。
入院が決まったというニュースは取引先にするものではないのだ。


そして最後にSNS
病気や入院の書き込みは、予定調和な同情書き込みを促しているようで品がない。
それを見たお友達も、入院だ手術だと言っているのに「イイネ」は押しにくい。
どう対応していいか難しいので、スルーするしかない。
こちらが思ったほど気の利いたレスはつかないし、反応が薄いとやはり寂しいだろう。
ここはさらりと、退院後「入院していましたが、今日から復帰しました!」と書くことにした。



前回入院した13年前、使っていたパソコンはバイオノート505
病室に持ち込み、毎日使っていた。
当時は、ようやく企業においてパソコン1人1台が当たり前になった頃。
まだノートパソコンを病室に持ち込む入院患者というのは想定されておらず、持ち込みと使用に関するルールはなかった。
従って、とるべく「許可」すらない。
これにAirH゛でインターネット回線を確保した。
今風にいえば"有線テザリング"とでも言おうか。
恐らく、当該病院において、パソコンでインターネットをしていた患者は僕だけだっただろう。
PHSは看護婦たちが使っていたが、これについても明確なルールはなかった。


さて、入院の準備をしようとパソコンの中を探してみるのだが、入院についての記録が残っていない。
人は「もう要らない」と思った情報はどんどん忘れていく。
忘れなければ、とてもこの情報化社会で生きられない。
パンツを何枚持っていったとか、これが意外に重宝したといった経験値は、記録に残しておく必要がある。
今回は新たな経験として、それを残していこう。

時代はノートパソコン、スマホ全盛
電車、バス、レストラン、そしてそこらじゅうの歩道
自転車の運転手さえ、ネットワークにつながって暮らしている。
そこは前回の入院と大きく違う状況だ。
果たして、入院棟のなかはどうなっているだろう

堂下総合病院のサイトによると、パソコン使用は医師の許可制とある。
病院は休養するところだからだ。
持ち込みの申告については触れていない。
パソコンは持ち込んでおいて、手術後、体調が回復した時点で医師に許可を求めることにした。

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