« TOUR 2015 REFLECTIONとMr.children Stadium Tour 2015 未完の違い | トップページ | パソコンでファイルを見つけるのに手間取っていることがストレスならば »

2015年9月10日 (木)

Mr.childrenファンと共に指を突き上げる行為に参加する

桜井和寿は聴衆の反応に大満足している様子だ。
「今日はここに69,000人の人が集まっています。すごく広いんだけどなんだか近く感じます」
72,000席売ったのだと思っていたが、桜井和寿は「69,000」という数字をこの日3度も言った。
その数字の大きさにどうだ!と言いたいわけではなさそうだ。
そこには、アイロニー(皮肉)の香りがする。
主宰者、自治体、会場その間に、70,000を巡る数字の駆け引きでもあったかのような。


桜井和寿は自らのバンド名を呼ぶ時、必ずMr.childrenと言い「ミスチル」とは省略しない。
(JENはミスチルと言うが)
前身は「ザ・ウォールズ」だったバンド名をデビュー前に改名した。

宇宙の生命体の共通の意識を「原型」という。
提唱したのはスイス人の心理学者カール・ユング(1875~1961)
ユングは表層意識、深層意識、さらにその奥に原型があるとした。
そして、原型によりシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)が起こると考えた。

桜井和寿は、デビューから23年が過ぎた今。
4人で決めた志の高い名前の原型にこだわっていたいのだろう。


6.運命(REFLECTION {Naked})
ここからは5曲つづけて「REFLECTION」からの選曲。
REFLECTION {Naked}に収録されている曲からは、このツアーでは3曲を演奏する。

REFLECTION16曲からは12曲
REFLECTION {Naked}7曲から3曲

「REFLECTION」は当初USBメモリー版が発売されて、即完売した。
そこに含まれていたのが{Naked}7曲。
この7曲は「REFLECTION」CD盤を買うと、ダウンロードサイトのアドレスが封入されており、そのアドレスから1曲250円(1曲単位)で買うことができた。

はじめのうち、この7曲にはあまり馴染めなかった。
それほど、たいした楽曲ではないなと思った。
だが、初ミスチル参戦が決まり予習で聴き込んでいくうちに、ぐいぐいと心に響くようになったのだった。


7.FIGHT CLUB(REFLECTION)
くじけそうになる若者の心を励ますような曲。
かなり、ファンの反応がいい。

♪駐車違反のジャガーのボンネットにジャンプして
という歌詞に、ジャガーのドライバーは憤慨しただろう。
なんでBMWやベンツにしてくれないんだ?
よりによって、ジャガーなんて・・
まぁ曲に乗りやすい名詞だから仕方ない。


さっきから気づいていたことだが、Mr.childrenファンの皆さんは、アップテンポなほぼすべての曲において、人差し指を立てて「1」を作った手を突き上げている。
はじめはアリーナだけだったが、今やスタンド席も加わり、さびの部分では、およそ7万人が一斉にそれをする。

本来そうした誰もがする同じ行動は苦手だ。
心からそうしたいと思う時だけでいい。
とこれまでならば思うところだが、この日は気分が違った。

先日のサザンでは「東京victory」だけ参加してみたところ、とても幸せな気持ちになれた。
ミスチル初参戦のビギナーだから、先輩に倣って難しく考えずに気軽に参加してみようよ。
きっと気持ちがいいはずだから。
そう考えて、自分も参加することにした。


8.斜陽(REFLECTION)
購入当初はさっぱり心に響かなかった曲なのだが、予習を初めてからは大きく心の中で成長した曲。
その落差が最も大きかった。

日々起こる嫌なやつらとの出来事
心に潜む闇
光が見えてこない
曇り空に虹は輝かない

でも、僕らは何とか持ちこたえて、今日の現状維持に頑張っている。
曲は聞き手を無理に励ましてはいないが、共感を寄せて励まされる曲だ。


9.I can make it(REFLECTION {Naked})
相変わらずアリーナは総立ちだが、スローな曲に変わりスタンドは着席して聴いている。
桜井和寿は「無理しないで」と言うけれど「座って聴いてください」とは言わない。
だから、アリーナはずっと立ち続けている。


10.忘れ得ぬ人(REFLECTION)
メロディラインが美しい。
やはり予習してきたライブは、どの曲も楽しい。
「お休み」の時間がない。
6月4日の「REFLECTION」発売日に終了した前のツアー「TOUR 2015 REFLECTION」では、大半のファンは「REFLECTION」楽曲にその場で触れた。
恐らく、それでは「なんだろう?」「あぁいい感じ」と言った浅い感慨しか持てなかったのではないか。

新譜発売から数ヶ月が経ち、じっくり聞き込んだ「REFLECTION」
そして、CDそのままのアレンジで演奏され、目の前で歌う桜井和寿の透き通る声。
サザン「おいしい葡萄の旅」もそうだったが、ツアーは新譜発売から2~3ヶ月後に行われると格段に楽しい。

| |

« TOUR 2015 REFLECTIONとMr.children Stadium Tour 2015 未完の違い | トップページ | パソコンでファイルを見つけるのに手間取っていることがストレスならば »

音楽」カテゴリの記事