NOLTYカレンダーC211を使い始めて12年が終わろうとしている
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ベストのカレンダーを考える 1
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今年もC211を買う日がやってきた。
世はシルバーウィークのまっただ中。
この商品はここ数年、毎年この時期に発売されている。
カレンダーを買う日は世の中が違って見える。
そこにあるのは未来。
若い頃のように、未来が輝いて見えるほど素直ではないが、すっきりと爽やかな風に包まれている。
それだけでも十分に幸せな気持ちだ。
発売日が近づくと、行きつけの文具店に電話する。
毎年そこでカレンダーを買っているのですが、能率協会のC211入っていますか?
現在、商標はNOLTYに変わっているが、相手は年配の店員。
能率協会の名前を出したほうが、通りがよいだろうという目論見だ。
取り置いといてもらったC211は、レジ横に無造作に置かれていた。
ふと見ると、1つは撓んでいるようにみえる。
ちょっと確認させてくださいと頼んで、2つを交互に触ってみると、やはり片方は紙そのものがたわんでいる。
「これはケースがたわんでいるんですよ」
と初老の店員は、ちょっと意図不明な反論を試みるが、在庫から代わりのものを出してもらった。
1年間、日々愛用するものだ。はじめから紙がたわんでいては敵わない。
家に着いたらまず記念写真を撮ろう。
ほぼ日手帳2016と一緒ならばいいのだが、手帳を買うのもそれはそれで1年の大きな節目。
そんな年に1度の"2大お楽しみ行事"を一日でやってしまうのは、もったいない。
ほぼ日手帳は11月にロフトで買うことにしている。
2つとも袋から取り出すと、既に決まっている予定を書き込む。
2つというのは、1つは「自宅用」1つは「会社用」
自宅では去年のスタンドをいかして2ヶ月を並べて立てる。
片方は偶数月。片方は奇数月としておけば、互いに入れ替えなくてすむ。
会社では過去2年のスタンドをいかして3ヶ月。
現在の月は手元に立て、来月、再来月はホルダーの背後にメンディングテープをつけてボードに貼る。
肝心なのは、過去カレンダーは置かない(見ない)と言うことだ。
時間は未来から過去に流れている。
過去を振り返っている暇はないということではなく、意識を未来へ向けるためだ。
家ではほとんどないが、会社では過去分を参照することも多い。
あの打合せはいつだったか?この日は何をしていた?
と言った行事を振り返るには、カレンダーが早い。
その時はカレンダーをホルダーから抜いて、過去月を見ればいい。
5秒もかからない。
過去が常に見えている(視界に入っている)必要はないのである。
C211を使い始めて12年が過ぎた。
12年というのは干支が一周する一つの区切りだ。
何かをやめる時、12という数字は切りよくやめる理屈に使えるが、C211については何も不満がない。
(株)日本能率協会マネジメントセンターには、廃番にせず末永く作り続けてもらわないと困る。
C211は現在「NOLTYカレンダー」と名乗っている。
NOLTYは日本能率協会が2013年に立ち上げたブランド。
NOLTY=New style Original LifeTime Your will
会社名には"日本能率協会"が残っているが、商品名からは"能率"の文字が消えた。
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