暗い写真を撮ってくれたオールスポーツのカメラマンに拍手
39km
自己ベスト(PB)ペースを書いたペースブレスレットとの差異は37分。
35kmからの5km、ゾーンに入ったと思った走りだったのだが。。
さらに借金は7分増えている。
勘違いだったのだ・・
過去の失敗レースの終盤にも同じような経験がある。
脳が錯覚するのだ。
その時は、ジャガーのボンネットでダンスしていて、パトカーのサイレンから逃げるような全力疾走だと思っている。
でも実は全然、走れていない。
マラソンを始めた頃は、レース中に「これ以上ムリ」という全力疾走をしたのに、後で集計したら「キロ8分」ということがあった。
40km
オールスポーツ今年の1枚はレース終盤の1枚を購入した。
最終選考の2枚に残したのは、15km安倍川橋を渡って右折したポイント。
直角の右折なので、身体をコーナーの内側に傾けた躍動的フォームが撮れている。
一方、購入した1枚。
路面に雨による水たまりができている。
決め手は、高感度レンズで撮ったとは思えない"暗さ"
これまでの10レースで見た写真のどれよりも暗く、この日の荒天、暗い気持ちを象徴している。
このカメラマンは、この暗さを出すためにあえて絞りを絞った(F値を上げた)のではないか。
絞りを絞るということはシャッタースピードが遅くなり、スポーツ撮影には向かない。
だが、ここでは低速で走っているランナー(僕)をほぼ正面から捉えているので、さほどシャッタースピードを上げる必要がない。
この写真を撮ったカメラマンの絵心に拍手を贈る。
第15給水 最終給水
ここはパス。
雨を飲んでいるわけではないが、さっきからずっと喉は渇いていない。
上清水町の交差点を右折。
この辺りで雨脚が強まる。
なんとか5時間だけは切りたいと頑張ってきたが、エネルギーが尽きる時がきたようだ。
41km
コースが小刻みに曲がっている。
大きな道があるのに、わざわざ路地に入っていく。
距離を調整しているのだろうか。
コース図にはこんなの書いてなかったぞ。
左手に放送局のマスコットらしき着ぐるみと女子アナがいて、ランナーがハイタッチを求めている。
そうだ、今日はまだ一度もハイタッチをしていない。
これまでの9大会でハイタッチをしなかったのは、初マラソンの「荒川市民マラソン(現:板橋Cityマラソン)」だけ。ここで、1人だけでもさせてもらおうと近寄っていく。
前にいた美ジョガー?に続いて僕の番。
マスコット(着ぐるみ)は何処を見ているかわからないが、女子アナが目を逸らしたのはわかった。
とても切ない。
以前にもこういうことがあった。
共通していることは、調光のサングラスをかけ始めて以降ということだ。
どこを見ているかわからないサングラスおじさんと目を合わせるのは、あまり心地よくないことだろう。
42km あと200m
ゴールが見えた。
最後は颯爽に走り抜けようか?
そう思っても、もう体は動かない。
今日はオールスポーツに撮ってもらっていない。
(この時は撮られた実感がなかった)
ゴール撮影でピンで撮ってもらわないと。
前を走っている黒Tシャツの兄ちゃんとの間に、一定の間隔を開ける。
これで僕がピンでファインダーに収まる。
これでよし!と思った時だ。
黒Tシャツ兄ちゃんがグリコポーズ!
*時間切りといった場面でもないのに、なんでやねん。
後で見た写真では、しっかり僕の顔に手がかぶっていた。
これはいかんよ
これはいかんよ
これはいかんよ
3度繰り返した。
「これ」は雨、そして寒さ。
去年の第1回は雨プラス風に見舞われたと聞いた。
静岡マラソンは3月の第一日曜開催。
3月1日~7日、静岡市の天気出現率は概ね「晴れ」
過去統計では荒天の要素が読めない。
だが、気候は変動している。
変動しているからCOPがあるのだ。
荒天が2年続いたということは、来年もその可能性が高い。
2016年の静岡マラソン第3回開催日は、第一日曜日(3月6日)で変わらず。
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