10.4決戦 見どころは山口鉄也の8年連続60試合登板
2015年10月4日
いよいよ「10.4決戦」の日を迎えた。
と言っても決戦の相手はヤクルトではなく、広島のジョンソンである。
巨人にとってシーズン143試合めの最終戦。
2014年シーズンまでは年間144試合制だったが、2015年より交流戦の試合数が減ったため、1試合少なくなった。
先発は菅野ではなく内海。
まだ引退する年齢ではないので、花道登板ではない。
クライマックスシリーズ2ndステージを見据えて、ヤクルト戦に使えるかのテストだろう。
10月3日現在
広島は残り2試合
うち1試合は阪神なので、2連勝した場合逆転で3位に上がる。
10月4日の登板はないとしても、10月7日の中日戦はジョンソンにとって中3日。
重要局面では登板の可能性もある。
(※10月7日加筆 ジョンソンは登板しなかった)
(※10月7日加筆 ジョンソンは登板しなかった)
菅野としては、最低限の仕事として、ジョンソンの防御率を上回っておく必要がある。
ジョンソンの防御率は1.852
追う菅野は、5回2/3を無失点ならば防御率1.851となり、逆転できる。
個人より巨人
これが試合後、原監督のコメントである。
菅野に登板機会は与えられなかった。
10.4決戦、2つめの見どころは"鉄腕"山口鉄也。
1983年11月11日
神奈川県生まれ
2002年
横浜商高卒業
ドラフト会議では指名されず、渡米してダイヤモンドバックスと契約。
2005年
帰国してNPB球団のシーズンオフテストを受験。
横浜、楽天は不合格。巨人だけが合格を出した。
この年はちょうど育成選手制度が始まった年。
2015年12月1日、第1回育成ドラフト1巡目で巨人に指名された。
背番号102
2007年
4月23日、支配下登録 背番号99
育成選手は3桁番号を付けるが、支配下登録選手は2桁という決まりがある。
支配下枠は70人であり、王貞治の「1」長嶋茂雄の「3」のように多少永久欠番があっても、99を超えることはないという判断によるものだ。
同年5月9日
初勝利。これが、育成選手から支配下登録された投手としての初勝利でもあった。
2008年
この年から、背番号が現在つけている47に変更された。
2006年オフ、門倉の人的補償で工藤公康が横浜に移籍。
2007年は松本哲也(外野手)が着けていたのを引き継いだ。
初めてシーズン60試合登板
育成枠入団選手として初めて新人王に選ばれた。
(翌年は育成枠入団の松本哲也が選ばれた)
2014年
7年連続60試合以上登板(NPB記録)
大きな故障で長期離脱すると、60試合は投げられない。
コンスタントに投げ続けて来たこの記録が、彼が鉄腕と呼ばれる所以である。
2015年9月26日
ヤクルトとの首位決戦で通算250ホールド到達(NPB史上初)
そして、10.4決戦
前日のDeNA戦は横浜スタジアム開催だったため、1日お休み。
記録達成を本拠地にとっておいた。
8回の先頭打者から登板。
二人を抑えてマシソンに交替した。
観客席からは大きな拍手が寄せられたが、花束贈呈などの儀式はなし。
電光掲示や場内放送も一切なかった。
そして、最後にこの日最大の見どころは原辰徳。
巨人監督として最後の指揮である。
つづく
| 固定リンク | 0
「スポーツ」カテゴリの記事
- 柔道混合団体 ルーレットが回って僕の目が点になった(2024.08.06)
- 角田夏実の表情をみて僕の「五輪スイッチ」が入った(2024.07.31)
- お家で見る「夏の風物詩」鈴鹿8耐2024(2024.07.22)
- ポルトガルベスト8止まり ロナルド「最後のW杯」「もう1度ユーロ2028」も見たい(2024.07.19)
- GKディオゴ・コスタのビッグセーブ「4」連発でポルトガルが2大会ぶりにQuarter Final(ベスト8)へ(2024.07.06)