脳と身体、ランニングやドライブを数値化するメガネJINS MEMEいよいよ発売
身体のデータを管理して、様々な指標の数値を出すメガネが発売される。
なんだそれは?
これでは、あまり興味がもてないと思う。
だが、実際に誰かが使ったわけでもない現時点においては、これ以上の書きようがない。
ブルーライトをカットするPC向け廉価メガネで市場を席巻したJ!NS(じんず)の名前は、既に有名になっている。
都内でも主要駅そばには出店を終えている。
そのJ!NSが、2015年11月5日に発売するのがJINS MEME。
【 じんずみーむ 】は、目から出ている微量の電気を検知して、体調を管理するメガネ。
メガネのフレームにセンサーと発信器が仕込まれており、それをスマホやパソコンで受信。
アプリに数値を表示して体調を管理する。
電気を使うと言うことは充電が必要と言うことだ。
充電はミニUSB端子でおこなう。
フル充電からの連続使用は16時間。
夜寝る前に充電して、朝起きたらJINS MEMEをかけて出かける。
その繰り返し。
毎晩スマホを充電するように、これからはメガネも充電しなければならない。
(ユーザーは)
開発は、東北大、慶応大などとJ!NSによる産学共同開発。
健康器具分野ではオムロン、居眠り運転防止の分野でDENSOと業務提携する。
2015年1月16日
仕様公開
2015年4月22日
「カンブリア宮殿」にJ!NSの社長が出演した際、番組終盤にJINS MEMEが紹介された。
当初の発売予定は2015年10月だったが、10月14日に発信された希望者向けメルマガでは、11月5日がメガネ本体発売、関連アプリのダウンロード開始日と発表された。
またその中で3種類のアプリについても紹介された。
JINS MEME(メガネ)本体は2種類
「ES」は通常使用向け
3点式眼電位センサー・加速度センサー・ジャイロセンサー搭載。
アプリ「JINS MEME」「JINS MEME DRIVE」での利用を想定している。
「MT」はサングラス
加速度センサー・ジャイロセンサー搭載。
3点式眼電位センサーが着いていない。
アプリ「JINS MEME RUN」を使うスポーツ利用に特化しており、仕様を落としている。
日頃から、毎日体組成計に乗っていたり、光学式リアルタイム心拍計付きGPSで詳細なデータをとっているランナーならば、触手が伸びる新商材である。
ただ、そういう人ならばわかると思うが、数字は管理してなんぼではなく、活かしてなんぼである。
ずっとデータはとっているけれど、それを分析したことがない。
そういう人が大半だろう。
よほどの分析マニアでもない限り、データの分析は敷居が高い。
そして、身体と心のデータということになると、それを読み解く専門知識も必要だ。
専属トレーナーがいない一般人にとっては、マイ・ビッグデータが持ち腐れという状態なのである。
さてこのJINS MEMEだが、ウェブサイトで見る限り、斬新な指標を打ちだしているものの、それを活かした行動はどうすればよいのか?
ランナーで言えば、どのような強化トレーニングが必要なのか。
健康管理で言えば、どのような生活習慣や栄養摂取が必要なのか。
そこのところは懐疑的だ。
当面は、飛びついたユーザーたちの声をウォッチしていきたい。
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