NHKネット同時配信実験
「えっそれテレビが映っているんじゃないんですよね?」
僕と同じ機種のスマホを使っている中村君がとんかつを食べる手を止めて興味津々。
実はこれNHKの実験に参加していてね
「アプリ入れてるんでしょ?」
彼はまだ事態が飲み込めていなくて、何らかのアプリを入れるとテレビが見られるウラ技でもあると思っているようだ。
となりに居たのっぽ君がスマホを取り出す。
彼はアンドロイド。
(彼がじゃないですよ)
アンドロイドで見えているのはワンセグ。
「iPhoneの唯一の難点はワンセグが見れないこと。だからアンドロイドを使っている」
という話を友だちから聞いたことがある。
それはワンセグでしょ?
でもこれはフルセグといえるのか、
強いて言うならばネットテレビかな。
僕はニュース9に出ている鈴木アナの顔を見せたくて、スマホを取り出したのだが、画面はほとんど停まっていてなかなか鈴木アナが登場しない。
何度かリロードするのだが、その度に画面は変わるものの、ちょうどVTRが流れているシーン。
菅義偉官房長官であったり、どこか知らない国のおじさんだったり。
その間、のっぽ君はひきつづきオムライスにさじを伸ばし、中村君はとんかつに手を戻して、僕のスマホが鈴木アナを映し出すのを待っている。
「Googleで検索したほうが早いですよね」
しばらく経ってから中村君が気づいた。
そうだねと2人は我に返り、それぞれがGoogleで検索する。
"ニュース9 鈴木"ですぐに画像が出た。
日本における人類は生まれてからずっと、テレビの間合いで暮らしてきた。
スマホの普及で誰もが手軽にいつでも情報に接する世の中(そういえばユビキタスという言葉がありましたね)になっても、まだそのクセは抜けていない。
テレビと聴いた途端、待ちの姿勢に戻ってしまうのだ。
「このたびは「ネット同時配信実験」にご応募いただき、ありがとうございました」
NHKから当選の連絡がきて、実験に参加することができた。
【実験参加期間】
11月9日(月)~15日(日)
(午前7時~午後11時)
パソコン、スマートフォン、タブレットでNHKG地上波を視ることができる。
パソコンはURLからアクセスするだけで、特別なソフトは不要。
スマートフォンとタブレットは「NHK番組表ウォッチ」アプリをインストールして視る。
報酬がもらえる「番組モニター」とは違って、特に視る番組や時間帯、その総量についての条件はついていない。
自由に視たいだけ視る。
実験に参加できるのは七日間。
迎えた初日
月曜の朝、いつもは持ち歩かないヘッドホンをつけて、電車でテレビを視る。
やっているのは、朝のニュースバラエティ。
面倒な割には得るものがない。
これは1日でやめて、次の日からはいつも通り本を読んだ。
お昼休み
12:45から「あさが来た」再放送
いつもは帰宅してからの楽しみだが、せっかくだから視ることにする。
前の番組が終わり、いよいよ・・・
と思っていると予期せぬ画面が出た。
ただいまの時間は
契約等の関係により
ご覧いただけません
「あさが来た」には放送制限がかかっているのか?
つづく
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