続・NHKネット同時配信実験
ただいまの時間は
契約等の関係により
ご覧いただけません
その画面はAKB48が歌うテーマソング「365日の紙飛行機」が流れる頃には元に戻った。
画面が切り替わったのは、NHKの番宣の時間。
恐らく、BS1やBSプレミアムの映像は見せてはいけないというルールなのだろう。
無事「あさが来た」を見終えようかとした時、既に13時を回っていた。
バッファーに溜め込んでから再生しているため、実際の時間よりも遅れるのだ。
帰宅してからはパソコンモニターの下にスマホを置き、NHKをつけっぱなしにする。
ネット同時配信実験はパソコンでも視ることができるが、秀丸やエクセルの画面を分割するのが面倒だ。
いつもならば、テレビを視ていない時間帯。
「鶴瓶の家族に乾杯」はなかなかいい番組だ。
実験参加の一週間では、この番組が新たな発見だった。
実験中、初めての休日となった土曜日は朝から、つけっぱなしで視聴する。
パソコンで物書きをしながら、テレビがついているというのは悪くない。
15時を過ぎると画面はずっと変わらない。
ただいまの時間は
契約等の関係により
ご覧いただけません
番組表を見ると「大相撲」だ。
今回の実験では、スポーツの生中継映像は視られないらしい。
恐らく本サービス開始時はそんなことはないだろう。
「ブラタモリ」が生で見られるのはありがたい。
でもよく視ていなかったので、あとで録画でも視た。
今回の実験は地上波と同じ番組を放送する。
このように1つの番組を違うメディアで放送することを「サイマル放送」と呼ぶ。
民法5局は民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」を始めており、こちらはストリーミング配信を行っている。
NHKのサイマル放送が、受信料を払っているユーザーに追加料金なしで提供されれば利用したい。
別料金がかかるならば要らない。
実験最終日の日曜日
11時にめざめて、布団に寝転んだままNHKをつける。
「高専ロボコン」を放送していた。
高専の生徒たちの英知は素晴らしい。
これが関東地区予選なのだから、全国大会決勝はもっと面白いだろう。
ぜひ見たい。
手帳に12月23日10:05ロボコンと書き込んだ。
13時からは昨晩見た「ブラタモリ小樽編」の再放送
これで3回め。
何度見ても桑子アナの天然ぶりが楽しい。
エンドロールで寿司にお預けを食っている姿が微笑ましい。
今回の実験で、桑子アナが19時のニュースを読んでいることを知った。
これからは、滑舌の悪い眠たそうなおじさんが出る「ニュースウォッチ9」をやめて、そちらを録画して視ようかと思う。
14:00からは「NHKアーカイブス」
2002年に放送された「世界を制した科学者魂」
ノーベル物理学賞受賞が決まった梶田隆章さんが出演して、かつての映像を振り返る。
そこに登場するのは恩師小柴昌俊さん、故人の戸塚洋二さん。
いま宇宙の謎に迫る科学者の生涯が興味深い。
NHKが放送するこうした貴重な映像を見逃さないために、紙媒体つまりテレビ情報誌を買おうかと思う。
テレビ機器の電子プログラムは見づらいし、見たい時に先々まで見ることができない。
今でも一覧性、リマインド力の高さでは紙に軍配が上がる。
日曜午後のこの時間はいつもならば、出かけている時間帯。
だが、見始めたテレビ番組はなかなか途中で止められない。
テレビを生で見る生活をすることになると、現在ほかのことに充てている時間を削らなければならない。
ネットテレビは便利だが、それを日常の友とすることはためらわれる。
ようやく1週間が終わった。
いつもと違うことをする1週間は、いつもと同じよりもよかった。
こうして実験が終わることで、少しほっとしている。
もう明日からはヘッドホンを持ち歩かなくていい。
テレビに捕まらず、自分がしたいことに時間が充てられる。
この1週間で知ったのは、テレビの魔力は強力だと言うことだ。
そこにあると人を吸い寄せてしまう。
テレビの先には現代社会がつながっている。
x-アプリで聴く音楽は過去の社会と自分の記憶につながっている。
2つ並べた時、現代とつながりたいという気持ちが勝るのである。
おわり
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