1日じゅうベッドで寝て過ごす病院の日曜日
水分摂取量 計測初日
「6時~14時」30cc
「14時~22時」150cc
「22時~6時」 0cc
元々、日頃から水分を摂る習慣がない。
いつもOS-1を買い置きしてあり目の前に置いているが、それでもあまり飲まない。
500mlのペットボトルが1本空くのに3日かかることもあるくらいだ。
ましてや病院では1日じゅう寝転がっているだけ。
喉が渇くようなことをしていない。
そして、自力でトイレに行けないということで、経口摂取を控える心理が働いている。
毎日1本飲むことにしているR-1も、コンビニに買い出しに行けないため買い置きがない。
コーヒーは禁止されている。
1日180ccという水分摂取量は、手術明けの患者としてはあまりに少なく、後に注意を受けることになるのだった。
日勤の担当は国分君。
男の場合、君づけで読んだ方がしっくり来るが、本人を呼ぶ時は国分さん。
「なにかお手伝いすることはありませんか?」
日曜日、外来はお休み。
入院病棟に休みはないのだが、どこか静かな空気が流れている。
彼にも少しゆとりがありそうだ。
それならばお言葉に甘えよう。
残り僅かとなっているティッシュを買って来てもらうことにした。
昨今、都内の大きな病院にはコンビニが出店していて、堂下総合病院には、ローソンが入っている。
床頭台から財布を出してもらい、千円札を渡す。
本当はR-1も買って来て欲しかったが、思いとどまった。
しばらくしてローソンのレジ袋に入った背の高いティッシュ箱を持って国分君が帰ってきた。
「これおつりです」
レシートとお釣りの小銭を受け取る。
これじゃなんだか、ぱしりだな。
看護師さんにこんなこと頼むのは済まないことだが、前もって多めに必要だとわかっていれば用意したんだけどな。
部屋から出ることなく、ただ寝ているだけ
こんな1日はいつ以来だろう。
1人で出歩く許可は出ていない。
ベッドの上で起き上がることはできても、パソコン使用許可はまだもらっていない。
スマホは使えない。
(この時、部屋ではスマホ禁止だと思っていた)
疲れそうなので、本を読む気は起こらない。
おしっこは意図しない時に流れ出て、容器に受け止められている。
恐らく何らかの管が尿管の途中にさし込まれていて、尿をインターセプトしているのだろう。
いつもならば"これから放出するぞ"と脳が命令しているのに、今はそれをしていない。
命令もしていないのに出て行くとは
どぉゆーこと?
バラエティ番組のうざったいナレーションでツッコンでみた。
幸いは、まだ「大」意が訪れない。
大を他人に処理してもらうのだけはゴメンだ。
1人でトイレに行く許可が出るのが待ち遠しい。
夕飯はお粥と魚の煮付け
まさに病人のメニューに、苦笑いする。
食べ終わってから、そういえば入院してすぐ、この夕飯メニューの希望をとられて、ピーマンの肉詰めの方を希望したのだと思い出した。
医療体制は万全だが、ヨーグルトの件といい、どうも食事に関しては連絡のパイプが詰まっているようだ。
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