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2015年12月31日 (木)

世界の平和と日本の無事を祈る

しらべるが選ぶ2015年の5大ニュース
第1位
安全保障関連法 成立

2014年の1位に選んだのは、集団的自衛権行使の閣議決定だった。
2年つづけて国防についてのテーマを選んだのは、それが最大の関心事であるからだ。


人生の折々の場面で、人にとって最大の関心事は違う。
ある人は「運命の赤い糸は存在するか?」であり、ある人は「就職ができるか」またある人は、4Kテレビで作るホームシアター構想が奥さんから認可を受けるかであり、ある人は「今日のご飯はどこで拾うか」である。

これらは、私利私欲、人生の起点、生命維持と抽象度が異なっており、その関心事の数だけ多種多様な人々が暮らしているということである。

人はそれぞれだが、一つだけ共通していることがある。
それは「とりあえず、明日も生きよう」と思っているということだ。


白馬に乗って現れる王子、超一流大企業からの内定書、60インチの4Kテレビ、それらが手に入ったとしよう。
だが、僥倖に酔った翌日、死んでしまっては何にもならない。


人は明日も生きていけることを基本的に信じている。
その前提には「世界の平和」と「日本の無事」がある。

侵略あるいは、力による現状変更の試み、それらは、日本という平和で安全な国で生きている明日に影を落とす。
だから、その脅威を実効性の高い方法で排除して欲しい。


今年成立した「安全保障関連法」を戦争法案と名づけた人がいる。
去年と同じだが、僕の意見はこうである。


「これで戦わなくて済む」と抑止力による安全を説く賛成派と
「これで戦わなければならなくなる」と武力による危機を説く反対派は、絶対にかみ合わない。

戦争をしたい!と公言する日本人はいない。
戦争に行きたい!という日本人もいない。

反対派が「戦争をしたくてたまらない法律」にまつり上げて論陣を張る限り、議論は不毛だ。


NHKの世論調査は「大いに評価する」「評価する」「評価しない」「まったく評価しない」といった聞き方をする。
政治経済の評論家でもない国民に「評価」を尋ねるのは不自然だ。

素人が玄人を評価することは、現実にはないのだ。
草野球の補欠が、ヤクルトの四番打者を評価するかと言えば、そんなことはしない。
評価は雇い主であったり、上司であったり、管理する側にいる者の専権事項だ。

尋ねるならば「評価するか?」ではなく「賛成するか?」や「支持するか」だろう。
しかし、賛成反対を聞くと政治信条に近づきすぎる。
そこで、オブラートに包んだ
「評価」という聞き方になる。


賛成も反対も聞かれずに育ち、社会に出ても態度を明らかにしないことで、軋轢を避けることを優先する。
現実に周囲からはそれで許されるし、それで済む。

僕らにできることは、誰かに対して不毛な戦いを挑むことではなく「世界の平和」「日本の無事」を祈ることだ。
日本人であれば、誰もがその一意で祈る。
一意で祈ることの力は小さくない。


2015年もしらべるとしらべるが行くを読みに来ていただき、ありがとうございました。
2016年も毎日こうして書いて行きますので、また時々読みに来てください。
よいお年をお迎えください!

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