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2016年1月 6日 (水)

下垂体腺腫で視野回復の代わりに緑内障所見

手術後7日め
6:15
看護師の福岡さんが「昨日の水分は?」と確認に来て目覚める。
夜中に起きたのは1度だけだが、ぐっすり寝た感じがしない。

7:10
血圧の下が70台に戻った。
やはり、昨日は石川さんに対して緊張していたのか。

計量は前日比-300g
日々体重が減るのは、筋肉が落ちているのだろうか。

7:45
採血
明日、見舞に来る人とケーキ食べていいですか?
明日は中村君が見舞に来る日。
病院内にあるレストランで、3時のケーキをご馳走してくれる。

「千葉さんは食事制限ないのでスイーツくらいOKですよ」
体力も戻ってきているし、一日の流れもつかめてきて入院生活が快適になってきた。


9:45
100円玉を2枚握り、談話室の自販機で缶コーヒー(185g)を買ってくる。
両方の鼻が通っていて、息継ぎせずに飲める。
1週間ぶりのコーヒーなのだが、覚醒感はなかった。
缶コーヒーの写真を撮ろうと構図を決めているところへ牧野医師が来て恥ずかしかった。

「月曜の採血をみて退院日決められます。遅くとも水曜くらいの目標で。また説明します」
あと4日ないし5日、退院が見えてきた。
希望通りの展開。
真面目に暮らしてきたからね。

右くすり指と小指がしびれている。
服用している薬の影響と思われる。
(このしびれは退院後5ヶ月を過ぎても、うっすらと残っていた)


10:00
眼科
視力・眼圧検査と進み、いよいよ視野検査
下垂体腺腫では、腫瘍が真上を通っている視神経を圧迫することにより、視野が狭くなることがある。
その視野が手術前と較べてどう変化したかをしらべる。

眼科のいいところは、すぐにデータを見て眼科医が所見を聞かせてくれるところだ。

「手術後の変化所見はありません(腫瘍除去により視野が広くなったということは認められない)右目は正常なのですが・・」
さらに眼科医は続ける。

「左目は緑内障の疑いがあります。手術の経過が落ち着いた頃、再度視野検査して、緑内障であれば点眼治療を始めるか評価しましょう」

初めてかかった時から、この医師は信頼している。
僕の心配に真正面から向き合ってくれているという実感が持てるからだ。
その場で2ヶ月後の検査日時を決めた。

緑内障は2年前にも1度「所見あり」となって再検査を受けたことがある。
発症率は日本人40歳以上の20人に1人。
1度欠けた視野は、現代医療では再生しない。
早期発見して「停める」しかないし、停めなければ失明する。

回復の見通しが明るい下垂体腺腫に替わって、新たな火種が出てきたが、どんな病気であろうと立ち向かうしかない。


14:00
ケイちゃんが来たので、許可が出たパソコンを持って談話室へ逃げる。
2ヶ月前から入院しているノートパソコンが、僕の入院に間に合わなかったため、WindowsXPマシンのバイオUを復帰させた。
ネットにつながなければ、WindowsXPでも問題はない。
今でもこの「世界最小パソコン」は使い出がある。
脳はどんなに小さいキーボードでも適応できて、タッチタイピングもミスなくできる。
しかし、あまり売れなかったのか、バッテリーの不具合が解消できなかったのか、このマシンの後継機種は作られていない。

集中して記事をまとめていると、福岡さんが明日の耳鼻科予約の確認に来てくれた。
「わぁそれパソコンですか?小さいですねぇ」
恐らく見たことのない人にとって、この小ささは驚きだろう。



♪お手々つなぁいで~野道をゆけぇばー♪

部屋に戻るとひょうちゃんとケイちゃんが手を叩いてお遊戯の真っ最中だった。
「あら、若い人帰ってきた」
(そりゃ、あなた方よりは若いけどね)
「お見舞の人来てたからね」
(違います。あなたから避難してたんです)

目が点になるのも、心の叫びもあと数日の我慢だ。


17:15
「千葉さん、kindleもOKです」
昨日、パソコン、コーヒーの後にKindle Paperwhiteも念のために、聞いてもらった。
電子書籍を見る機械なんですが、機内モードにしていますから、電波は出ません。

電子書籍端末を見るのは初めてらしい彼女は、いったいどれだけ電子機器を持ち込むんだ。いちいち断らずに黙って使えばいいのに。
と思っているだろうか。



夕飯を終えて20時からのシャワーに備えて準備をしているところに、家族が見舞にくる。
ここで、入院が長い患者ならば「早くよくなってね」「退院したら何が食べたい?」という会話になるところだろうが、うちは違う。

「家で何かあったら心配だから、退院はゆっくりでね」
「しっかり治してから、帰ってきてね」
誰もが口を揃える。

本日はお忙しいなか、ありがとうございました。
エレベーターまで見送ると「ゆっくりね」と念を押された。


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