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2016年1月23日 (土)

「えー」を言わない本当の方法

10分でわかる えーを言わない方法(4)

10年かけて身に染みつかせた習慣を取り去るには、10年かかる。
あなたが23歳から「えー」を言い始めた人で現在33歳だとすれば「えー」が身体から抜けるのは43歳ということだ。

そう聞いただけで、面倒だからこれからも「えー」と生きていこうと思ったかも知れない。
いやいや、自分も「えー」を言わない人になりたいと言う方もいると思う。

「一人語り」が仕事の人。
たとえば企業のエライ人、芸能人、政治家、講師、メディアやYou Tubeに露出する語り手。
こういう人にとって「えー」脱却は必須である。
「えー」を言わない人がとても少ないからこそ、言わなければ大きなアドバンテージになる。

ここからは、できるだけ速く「えー」を脱却する方法をまとめたい。



★「えー」は猿真似

「えー」は人類の誰かが始めたものだ。
それが「100匹めの猿現象」となり、離れた距離に居る人の間で定着、拡散した。

「えー」を言う人は誰かが「えー」と言うのを見て、猿真似したのである。
それがいつからか、高校、大学、入社後なのかは、先に書いたとおりだ。


「自分が後天的にえーを手に入れたこと」を確認する。
それは誰かの「猿真似だった」ことに気づく。
「えー」はみっともない、言わないとカッコイイことを知る。



★「えー」は間を取るための「脳の息継ぎ」

「えー」は、次に話す内容をを想起、言語化するスイッチとして使われている。
それならば「えー」ではなく「・・・」つまり無音でもいいはずだ。

「えー」を無音に変えることから始めるとよい。



★頭の回転を速くする

カラオケでは、息継ぎをしないと歌えない。
だが、肺活量の大きい人ならば、ブレスが少ない曲を歌うことができる。
2015年の紅白歌合戦でBUMP OF CHIKENが歌った「RAY」が歌えれば、かなり肺活量が大きい人である。

これは「えー」についても言えること。
頭の回転が速い人ならば、より短く、かつ少ないブレス(間)で、次の話が展開できる。

「自分は頭の回転が速い」
「自分は話に詰まることがない」
「何十分でも堂々と話してみせる」
このような自信がないと「えー」は完全になくならない。


頭の回転を速くして、話題の引き出しを作る方法は「読書」に尽きる。
インプットしたら、それを「文章」「手紙(メール)」などをたくさん書くことと、人前で話す機会を通してアウトプットの経験を積む。

脳幹の機能を高めるためには「運動をしながら考えることが有効である」と認知症の予防を研究する医学者が口を揃えている。
ウォーキング、ジョギングの趣味があるならば、脳内で妄想を繰り広げながら歩く、走ることも有効である。



「えー」を言わない人は思っている。
「えー」ばっかり使って変なの!

「えー」を言わない人は、弁舌がさわやか。
そして、シンプルな好印象を与える。
好印象が持てたスピーカー(プレゼンター・講師)の説明は、わかりやすかいと感じる人が多い。

「えー」を止めれば、プレゼンが通る確率は確実に上がる。
「えー」を止めれば、説明が正しく理解されて、誤解のない行動をとってもらえる確率は確実に上がる。

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