東京マラソン前日 5分読むだけで10分速くなる方法
表題は、この時期に毎年のように書いているテーマです。
「マラソン講座」では、マラソンと名のつく書籍はすべて読んで研究しています。
その中から「これは簡単にできそうだ」と思うものを、練習で試しています。
大切なのは「簡単に」取り入れられること。
素人に加圧トレーニングはムリだし、体幹を鍛えるための地道な運動は、気が遠くなりそうです。
「読むだけで速くなる」という虫のいい話ですから、ランニングの基礎的スキルではありません。
読むだけで、基礎的な走力が身につく方法があるならば、誰もが既にやっているはず。
ここでいう「読むだけで速くなる」とは、レース中に体勢を立て直す方法ということです。
練習で試してこれはいいかなと思うことは、過去に以下のようなものがありました。
1,こぶしを軽く握る。
疲れると、指がだらんと伸びてくる。指が伸びていると力が逃げる。
2,下腹部を前に突き出す
3,脚が胸から生えているイメージを思い描く。
4,「はっはっはっすーすー」と3つ吐いて2つ吸う。
5,手を腰の後ろで組み、伸びをする。
これらの中で、今シーズンも続けているのは4と5です。
よく「深呼吸するといい」と言いますが、走りながら、そんなに吸えるものではありません。
それよりも「吐く」ことに集中すると、その分黙っていても身体は酸素を吸ってくれます。
上り坂を登り切った時、(自分にとって)高速で走っていてきつい時「はっはっはっすーすー」は効果的です。
5はマラソン講座では「逆キャイーン」と名づけています。
キャイーンポーズを後ろに向かってやるからです。
この動作により、肩胛骨が寄ります。
これには2つの効果があるようです。
1「呼吸が楽になる」
2 肩胛骨周囲がほぐれる→肘が引けるようになる→腰が連動して足がリズムよく前に出る。
今、その場で立ち上がってみてください。
肩幅に足を開いて「逆キャイーン」
手のひらを組み、できるだけ身体から離すよう、後方へ突き出します。
その後、その場で「腕振りのみ」
よさそうだなと思ったら、レース中、5kmに1度くらいは思い出してやってみてください。
明日のご健闘と、東京の好天をお祈りしています。
自分も練習があるので、晴れてもらわないと困ります。
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