« 「みどり」と「九十九島みどり」 その違いとは? | トップページ | 東京マラソンまで1週間 レースで持つ給食>候補品 »

2016年2月20日 (土)

フリーゲージトレインを待つ在来線のロングレール

お盆を過ぎたばかりだが、冷房の効いた「みどり」車内は寒い。
来年は長ズボンにしよう

座席は[A]博多方に向かい右の窓際。
いつもは新鳥栖駅の全容が見える左端の[D]席をとるが、今日はいつもと違う[A]にした。
早岐を出て右手(南側)に、複線化するためと思われるスペースができている。
FGTによる新幹線「佐世保」乗り入れをにらんでいるのだな?と踏む。


「肥前山口」は長崎本線と佐世保本線が合流する駅。
かつて、ここで「みどり」と長崎から来る「かもめ」を連結してから「博多」を目指していた。

現在、連結運用はしていないが、ダイヤの優先順位がある。
長崎から来る先発電車の待ち合わせで、再びしばらく停車。
「かもめ」がたて続けに2編成、ホームに滑り込み、てきぱきと発車していった。
夜半に長崎に降った雨で「かもめ」に遅れがでていたのだ。
この時点「九十九島みどり90号」は、予定より6分遅れている。


肥前山口を出て、いつもとは「乗り心地」が違うことに気づく。
肥前山口までの「がたんごとん」というレールの継ぎ目を乗り越える音がしない。
広い佐賀平野の直線、滑るようになめらかに走る783系。
いつも以上にスピードが乗っていると感じる。




ここはロングレールなのか?
ここは、長崎新幹線が乗り入れるレール。
狭軌に新幹線を走らせる、日本で初めての区間となる。
開業まであと7年あるが、一足早くレールを新調したのかも知れない。


12:40
秋の「世界バルーンフェスタ」開催時のみ供用される「バルーンさが」駅を通過すると、疾走していたみどりがスピードを緩めたと思うと「佐賀」

着いたと思ったらすぐ発車
航空母艦における戦闘機のtouch and goを思わせる早業だ。
この時点で遅れは3分。

早くも、さっきより3分挽回している^^;
そしてさらに、ストレートなレールを急いで疾走して往く。

「佐賀」を出ると「指定席の空いた席は自由席特急券でもご利用になれます」という、いったいどこの国なんだ?というアナウンスが流れる。

佐世保方面から乗って来て、指定席料金を支払っている人からしてみれば、理解に苦しむ「サービス」であり、不評だった。

今日はそのアナウンスがない。
指定席が満席に近いと言うことなのか・・


12:57
新鳥栖着
A席からは、2011年にブルネル賞駅舎部門賞を受賞した駅舎の全容がみえない。

12:58
新鳥栖発車
となり駅の「鳥栖」はすぐそこ。
スピードを上げず、なだらかな同心円の左カーブを曲がると、右手にサガン鳥栖の本拠地「アメニティースタジアム」が見えてくる。

鳥栖は3分遅れの発車。


建て売りのグループホーム
はるだの駅で普通列車を待つ学生
車窓からそれぞれの暮らしが見える
かつて、よくドライブした国道3号線は今もそこにある。
変わらぬ平和と無事を喜ぶ。

竹下を過ぎて徐行に入ると、終点博多は目の前。
車掌のアナウンスが入る。
「通常通りの到着です」
って1分過ぎてますが・・

13:29
定刻から1分遅れで「博多」ホームに停止。
「九十九島みどり」は「みどり」より21分+1分も長く、大好きな電車の旅を楽しませてくれた。
来年また乗るかと言われたら、やぶさかではない^^;)
新幹線誘致に向けた静かな進化をうウォッチするという新たな楽しみもできた。

おわり

| |

« 「みどり」と「九十九島みどり」 その違いとは? | トップページ | 東京マラソンまで1週間 レースで持つ給食>候補品 »

趣味」カテゴリの記事