3年連続3回めのサイキックマジック「あんでるせん」
川棚も 昔と今じゃ かわったな
この町を訪れた観光客は、この川柳を口にしなければならない。
そう川棚町条例で決まっている。
わけないが、とにかく今年も川棚にやって来た。
長崎県外にお住まいの皆さんは「川棚って何処???」
と?マークが3つくらい灯いていると思うので、ここで川棚について説明しておこう。
村上龍が「日本のエーゲ海」と讃える風光明媚な大村湾に面している。
・・・
と言ったきり後が続かない
(ここで、こっそりぐぐってみる)
「孔雀荘」「しおさいの湯」というのがあるようだ。
となりの市に住んでいたが、昔はそんな名前聞いたことがなかった。
やはり、川棚といえば「あんでるせん」だ。
温泉や海水浴、キャンプ場ならば、全国どこにでもある。
キレイな海も、雄大な川も、のどかな山も。
だが「あんでるせん」だけは、日本中のどこにもない。
ここだけにあるのだ。
そんな希少価値だというのに、川棚町観光サイトでは紹介されていない。
(ページ内検索でヒットしない)
デニッシュが有名なパン屋さんではない。
あちらは広島市が本社である。
「あんでるせん」は日本で唯一「四次元マジックパーラー」を名乗る喫茶店である。
その名はクチコミだけで、全国に轟いている。
いわゆる知る人ぞ知る存在。
全国から「不思議なもの」「怪しいもの」「超常現象」「サイキック」愛好者が集う。
店内に入ると壁じゅう、所狭しと芸能人のポラロイド写真が貼ってある。

♪帰りたくなったよ~♪
これが千葉県や神奈川県にあるのならば、さもありなんだが、ここは日本の西の端っこ。
福岡空港に降りて、電車を乗り継いで来ると3時間以上かかる。
長崎空港に降りて、バスに乗っても小一時間はかかる。
そんな辺鄙な何もない(川棚の皆さんスミマセン)町に、全国からここを目指して人々が押しかけている。
これこそが「オンリーワン」最強の観光スポットである。
「あんでるせん」に来るのは3年連続3回め。
マジック(というよりサイキック)ショーは、大筋でいつも同じ内容だが、何度見ても大きな驚きがある。
去年までは1人寂しく見ていたが、今年は親せき2人を誘い、3人でカウンター席に陣取る。
僕がショーを見て驚くこと以上に、親せきがどのような反応を見せるかが楽しみで仕方ない。
僕がサイキックをやって見せるわけではないが、2人が驚けばそれはなんだか僕の手柄のような気がするのだ。
11:00開店(集合時間)
お盆ウィークのこの時期、来客はすべて「予約客」
電話予約の際「集合時間に遅れないように」と釘を刺されている。
シャッターが開くと、ぞろぞろと階段を上り二階の店へ。
この時、早く入ろうが遅く入ろうが関係ない。
事実上、事前予約で決まっている所定の席に着き、食事メニューを注文。
カレーライス、ハヤシライスと来て今回はミックスサンド。
厨房に1人立つのは、サイキックな店主自身。
この時点では、表に姿を見せていない。
最初の2年は、手間がかかる品は避けていたが、周囲を見渡すと自由にミックスサンドなどを注文していたので、今年は遠慮なくサンド+アイスコーヒーにいった。
カウンター客は座ってみられる特等席であることから、食事+ドリンクの注文を求められるが、求められなくてもそれくらいはお金を払いたいと思っている。
つづく
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