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2016年2月11日 (木)

3年連続3回めのサイキックマジック「あんでるせん」

川棚も 昔と今じゃ かわったな

この町を訪れた観光客は、この川柳を口にしなければならない。
そう川棚町条例で決まっている。
わけないが、とにかく今年も川棚にやって来た。
長崎県外にお住まいの皆さんは「川棚って何処???」
と?マークが3つくらい灯いていると思うので、ここで川棚について説明しておこう。

村上龍が「日本のエーゲ海」と讃える風光明媚な大村湾に面している。
・・・
と言ったきり後が続かない
(ここで、こっそりぐぐってみる)
「孔雀荘」「しおさいの湯」というのがあるようだ。
となりの市に住んでいたが、昔はそんな名前聞いたことがなかった。

やはり、川棚といえば「あんでるせん」だ。
温泉や海水浴、キャンプ場ならば、全国どこにでもある。
キレイな海も、雄大な川も、のどかな山も。

だが「あんでるせん」だけは、日本中のどこにもない。
ここだけにあるのだ。
そんな希少価値だというのに、川棚町観光サイトでは紹介されていない。
(ページ内検索でヒットしない)

デニッシュが有名なパン屋さんではない。
あちらは広島市が本社である。
「あんでるせん」は日本で唯一「四次元マジックパーラー」を名乗る喫茶店である。
その名はクチコミだけで、全国に轟いている。
いわゆる知る人ぞ知る存在。
全国から「不思議なもの」「怪しいもの」「超常現象」「サイキック」愛好者が集う。
店内に入ると壁じゅう、所狭しと芸能人のポラロイド写真が貼ってある。


♪帰りたくなったよ~♪

これが千葉県や神奈川県にあるのならば、さもありなんだが、ここは日本の西の端っこ。
福岡空港に降りて、電車を乗り継いで来ると3時間以上かかる。
長崎空港に降りて、バスに乗っても小一時間はかかる。

そんな辺鄙な何もない(川棚の皆さんスミマセン)町に、全国からここを目指して人々が押しかけている。
これこそが「オンリーワン」最強の観光スポットである。

「あんでるせん」に来るのは3年連続3回め。
マジック(というよりサイキック)ショーは、大筋でいつも同じ内容だが、何度見ても大きな驚きがある。
去年までは1人寂しく見ていたが、今年は親せき2人を誘い、3人でカウンター席に陣取る。
僕がショーを見て驚くこと以上に、親せきがどのような反応を見せるかが楽しみで仕方ない。
僕がサイキックをやって見せるわけではないが、2人が驚けばそれはなんだか僕の手柄のような気がするのだ。

 

 

 

11:00開店(集合時間)

 

お盆ウィークのこの時期、来客はすべて「予約客」

 

電話予約の際「集合時間に遅れないように」と釘を刺されている。

 

 

 

シャッターが開くと、ぞろぞろと階段を上り二階の店へ。

 

この時、早く入ろうが遅く入ろうが関係ない。

 

 

 

事実上、事前予約で決まっている所定の席に着き、食事メニューを注文。

 

カレーライス、ハヤシライスと来て今回はミックスサンド。

 

厨房に1人立つのは、サイキックな店主自身。

 

この時点では、表に姿を見せていない。

 

最初の2年は、手間がかかる品は避けていたが、周囲を見渡すと自由にミックスサンドなどを注文していたので、今年は遠慮なくサンド+アイスコーヒーにいった。

 

 

 

カウンター客は座ってみられる特等席であることから、食事+ドリンクの注文を求められるが、求められなくてもそれくらいはお金を払いたいと思っている。

 

 

 

つづく

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