「あんでるせん」のテレポーテーションは成功しているのか?
この店の「カレー」や「ハヤシ」は「レトルト食品ではないか?」とネットで喧伝されているが、そんなんどうでんよか。
だがサンドイッチだけは、そんな疑念がはいらない。
ゆで玉子が粗く入っていて、とても美味しかった。
こういう時、若い人ならば「ふつーに美味い」と言うのだろう。

皆の食事が終わった頃、幸せな緊張が店内に張り詰めている。
「早めにトイレを済ませてくださいね」と奥様が声をかける。
「早めにトイレを済ませてくださいね」と奥様が声をかける。
ショーが始まる前に、各自がレジに立って食事の清算を済ませる。
奥様の仕切りで観客席の設営と整列。
カウンター席は椅子に座っていられるが、2列め以降は「立ち見」
椅子に座っていれば、楽ちんかと言えばそうでもない。
肩越しに後ろの人がステージ(カウンターの中)を見るために、左右に動けないのだ。
少しでも椅子をずらすと、すぐに奥様から「椅子を動かないでください」と指導がはいる。
従って、ほとんど身じろぎもできないに等しい。
病み上がりの身体で、長丁場に耐えられるか不安が募っている。
14:30
準備万端整ったところにサイキック店主が登場する。
今回は過去2回と較べると、進行が遅かった。
客が自由に料理を注文するから、作るのに時間がかかったのかも知れない。
こうして見ると、あぁこういう顔だったなと思い出すのだが、半年も経つと「Mr.オクレみたいな顔だったよなぁ」くらいにしか思い出せない。
もしかすると、記憶を消されているのではないか^^;)
病み上がりだという意識が過剰だったのか、ショーの途中に気分が悪くなった。
ここで倒れると、店主は心配するだろうし、他の客は興ざめだろう。
場の雰囲気を壊すまいと、OS-1ゼリーをこまめに摂りなんとか3時間の長丁場を乗り切った。
正直なところ、早く終わらないかと考えていた。
客がちぎったトランプの破片をテレポーテーションで、その客の自宅に飛ばすという趣向がある。
あの人の家には、そのトランプが届いているのだろうか?
1度、トランプをちぎる役に選ばれたいと思う。
「量子テレポーテーション」の研究では、1996年に古澤明が世界初のテレポーテーションを成功させている。
しかし彼が目指すのは「モノ」の移動ではない。
「光と鏡で作りだした量子に電圧をかけて、もう一対の量子を作る」ことである。
モノのテレポーテーションは、量子物理学では立証の途にもついていない。
ここ「あんでるせん」のマスターはそれをやってのけるという。
それを、僕の目で検証したい。
量子論では「宇宙は心を持っていて人の心を読み取り、その願いを実現する」ことを科学的に立証している。
ここ「あんでるせん」で、何かが見えてくるか否かは、心を開くことができるかがポイントなのだろう。
過去2度、ショーはおよそ2時間半程度だった。
いつも通り、店主が曲げたスプーンを手に店を出たのは17:30。
去年より1時間遅い。
(この3年、16:00→16:30と段々遅くなっている)
3時間という圧倒的な「現実」を見せられて、同行した2人の親せきはとても喜び、夜は「浜かつ」で美味しいとんかつをご馳走してくれた。
「きっと何か仕掛けがある」とか「前もって客の情報を調べたんじゃないか」といった、ひねた方向に話がいかず、少しほっとした。
来年もまた来たい。
果たして親せきは「また行きたい」と言ってくれるだろうか。
それとも「1回見たら十分」と言うだろうか。
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