初めてのファンランでも「タクミ戦ブースト」
気楽なマラソンシーズンの始まりだ。
こういうのを「ランナー界」では「ファンラン」と言うのだろう。
時計とにらめっこしながら、目を三角にして走るのではなく、身体の声を聞き「いい景色だなぁ」「僕は幸せだなぁ」と思いながら走る。
「体力の限界」というものを突きつけられている。
何はともあれ、もう4シーズン4レース自己ベストが出ていないのだ。
「コースが悪い」
「風がきつい」
「足を踏んだやつが憎い」
「天気が悪い」
それぞれのレースには、自分なりの言い訳はある。
だが、本当の走力があるランナーならば、そういうことさえ超えていくものだということも、他人の体験談を読んで知っている。
これは、もしかして年齢によるピークを超えたということなのか。
できれば認めたくない。
その決定は先送りしたい。
ちょうど、そんなところに「手術明けでムリはできない」という言い訳ができた。
それは、頑張らなくていい大義名分には十分。
例年ならば、遅くとも14週間前から走り出す。
それは「最低でも自己ベスト」という目標を持っているからだ。
今年は、はじめからそんなものは投げ出している。
シーズン入りに際して、マラソン日誌にこう書いた。
板橋の目標はゴールすること
歩かないこと
そして、レースを楽しむこと
今シーズンはレース12週間前を切った82日前から走り始める。
装備は去年までと変わりない。
靴は「タクミ戦ブースト」2015年1月発売
2015年箱根駅伝、初優勝した青山学院大学の選手が履いて話題になった靴だ。
三村仁司さんがアディダスに移ってからは、ずっと「タクミ」
(写真左から)
「タクミ戦」
「タクミ戦」
「三村プレミアム」
「タクミ戦ブースト」
と履き継いできた。
「タクミ戦」シリーズは例年1月に新製品がリリースされる。
2016年も1月に「Mim-lite MESH X」を搭載した「タクミ戦ブースト2」が発売されている。
ライトグリーンのアッパーは、他社にない配色ゆえ、テレビ中継される実業団のマラソンでは、遠目からもこの靴のユーザーが多いことがわかる。
青山学院大学の選手はこの靴で箱根駅伝を連覇。
福士加代子はこの靴で「大阪国際女子」を優勝。
青山学院2年生下田裕太は「東京マラソン」で10代初マラソンの新記録を出した。
かつて、マラソンのメダリスト有森裕子、高橋尚子、野口みずきの靴を作った三村仁司さんが手がける靴だ。
僕がマラソンで生計を立てる実業団選手だったら、何としてでもこの靴で走りたい。
(走ってるけど)
ライトグリーンの新製品には大いに惹かれるところだが、去年買った今の靴は走行距離100kmに満たない。
靴を買い換える目安は500km。
今シーズンのレースまで履いて、お役ご免としよう。
毎年、ラン初日は「5km」と決めている。
もう少し走れるとは思うが、予期せぬ故障を防ぐためだ。
いつもならば「6km」「7km」・・・と「10km」までは1km刻みで距離を伸ばしていくが、今年は2km刻みで伸ばし、4度めのランで「11km」に乗せた。
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