憂鬱な「駒沢入り」
「毎年1回マラソン出場」を途切らせないという、最低限のことが目的の今シーズン。
それでも、この日はやって来た。
「駒沢入り」だ。
駒沢までクルマで来て、ジョギングコース(1周2.14km)を周回する「20km走」
ハーフマラソンに出るのを除けば、例年、マラソン練習の最長距離は「20km」と決めている。
週末しか走っていない脚力では、とても「30km」など走れない。
「故障リスク」と「頑張り」のバランスポイントが、僕にとっては20kmということだ。
「駒沢入り」の週は、月曜日から憂鬱が始まる。
いつもならば、指折り数えて待つ週末が、この時だけは来ないで欲しいと思う。
だったら、止めればいいのに。と思うかも知れないが、これは「42.195km」を走るうえでの最後の砦。
これだけはやっておかないと、不安になる。
今シーズン「駒沢20km」は2回を予定している。
過去20年ほど朝食は摂っていない。
マラソン練習は、起床後、お昼ご飯前に終える。
だから、いつもは起きてから空腹のまま走り切る。
こういう走り方は、身体に負荷がかかりレース後半の疲弊状態をつくることができる。
マラソン練習としては好適である。
マラソンに向けた練習は「爽快感」を味わうのが目的ではない。
たとえ、終盤にへろへろになったとしても、鍛錬が目的なのである。
ただし「駒沢20km」だけは例外だ。
ここでは「爽快感」「達成感」をイメージに刻みたいのである。
そこで、スタート直前に「ショッツ・エナジージェル」のカフェイン入りタイプを1つ摂る。
これが後半になって、持久力を維持するのに効いてくる。
データで示せないが、いつもとは違う特別な力(これを僕はドーピングと呼んでいる)を得て、いつも以上に力が出ているという実感がある。
「駒沢20km」は憂鬱だが、これが一般道で「20km走」だったら、もっと憂鬱だ。
というよりも無理。
一般道には信号がある。
交差点から自転車が飛び出して来る。
「止まれ」の標識で停まらないクルマに、出会い頭でぶつかりそうになる。
危険きわまりない。
ジョギングコースという点では「多摩川」もそうだが、走路のルールがない。
同じコースを「自転車」「ランナー」「散歩者」「駄弁っている少年野球の応援に来たおばさん」が左側・右側の区別もなく共有している。
あれでは、走りに集中できない。
少なくとも「駒沢」であれば「自転車」「ランナー」「散歩者」「子ども」しか居ない。
それはそれで、厄介なのだが・・
→手術明けでフルが走れるのか?2度めの荒川(もくじ)
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