5時間30分で「最後尾」 荒川は超高速レースになっていた
スタート前70分
まだトイレに並ぶ人はまばら。
マラソンでは「洋式」と紙が貼ってあるトイレが人気者。
(どこでもそうか)
大半の人がCW-Xなどの加圧タイツを履いており「和式」でしゃがむのは、脚が鬱血してきて辛いのである。
その列ですらわずか5人待ち。数分で自分の順番が来た。
整列エリアも、人影はまばら。
ナンバーカードに書かれている整列ブロック「O」を目指す。
「O(おー)」は最後尾のブロック。
昨日、初めて大会案内を見てたまげた。
俺ってそんなに遅かったっけ?
RUNNETのマイページにログインして自分が申告した予想タイムを見ると「5時間30分」
つまり「板橋Cityマラソン」にエントリーした17,000人は九分九厘が「5時間30分」以内で走る人ということだ。
7時間制限大会では、これまでに経験したことのない超高速レースだ。
初参加した10年前も今も「7時間制限」は変わっていないのだが、年月を経て「高速レース」に変貌したと言うことになる。
まぁ、速い人たちには先に行ってもらってかまわない。
40分前、恒例の「VESPA PRO」を摂る。
初マラソンから今回まで、いろいろな試行錯誤をしては「マラソン講座」に書いてきたが、すべてのレースで変えていないのはこの「VESPA PRO」のみ。
やめたことがないので、効果のほどはわからないが、グリコーゲンを温存してくれるという700円のこのサプリを止める勇気はない。
20分前、miCoach SMART RUN(MC)をクイックスタートモードに変える。
いつもはなかなかGPSが捕まらないが、さすが荒川河川敷、垂角45度はしっかり確保されており、瞬時に準備[OK]
MCをレースで使うのは3度めだが、今回は初めて「マラソンモード」
過去2レースは「通常モード」で42.195kmを走りきって、バッテリーが残っていた。
過去2レースは「通常モード」で42.195kmを走りきって、バッテリーが残っていた。
ところが今回は、事前のチェックで「通常モード」ではとても、ゴールまで保たないことがわかっている。
15分前「スタート袋」から「HONEY STINGER GINSTING」「PowerGel グリーンアップル」を取り出して摂る。
スタート15分前にジェル2つも、初マラソンから続けている。
去年は粘度の高いジェルで胸焼けしたので、今年は軽いものにして正解だった。
10分前、ウォークマンのスイッチオン!
今回はおよそ6時間のセットリスト
例年になくライブに多く行った1年間だったゆえ、充実の内容だ。
いつもならば「35kmあたりで"負けないで"(ZARD)」のように、計算して順番を決めるのだが、ここ数年うまくいった試しがないので、今回はまったく計算しなかった。
開会式のセレモニーをスピーカーで聴いている間も、荒川の風は容赦ない。
防寒用のポンチョを羽織って来るべきだったか。
Oブロック後方に陣取っている。
僕の後ろにはほとんど人がいない。
これは、2年前の長野マラソンで脱げそうなくらい靴を踏まれてしまい「靴を踏まれないか恐怖症」の僕にとっては好位置といえる。
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