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2016年4月25日 (月)

陸連審判とハイタッチ


15.1kmの千住曙町橋梁が近づく。
道幅は狭くなり、未舗装路もある。
だが、ほとんどのランナーは急いで先へ行ってしまった。

渋滞で歩ける・・
と思っていたのに、歩いている人を抜いていけるスペースが辛うじて空いている。
当てが外れたが、まぁよしとして走り続ける。


いちばんタフな靴を選んで
また装飾のない服を着て
音楽は俺の頭の中で鳴らしてく

Mr.childrenの「I wanna be there」は、まさにマラソンレースを走りながら、ヘッドホンで音楽が鳴っている今の境遇にぴったり。
とても勇気づけられた。

一方では、当てが外れた曲もある。

走って転んで寝そべって
新しい明日が待っている

AIの「みんながみんな英雄」
走っている時に聴きたくな歌詞だ。
勇気づけられそうな予感がしていたが、裏目だった。


Charの「A Fair Wind」は初マラソンから11回つづけてセットリストに入れている。
荒川の川辺を眺めながら、初めて自然の中でレースをしていた時、この曲が流れていた。同様に11回連続で入れている曲には次のものがある。

佐野元春「星の下 路の上」
さぁ、これからペースを上げるぞというタイミングで、流れてくるととてもテンションがあがる曲。

ZARD「負けないで」
これは僕に限らず、音楽を聴いているほぼすべてのランナーが入れているだろう。


今回、初めて入れた中でとてもよかった曲は次の通り。
miwa「キットカナウ」
miwa「ストレスフリー」
Rev.from DVL「君がいて僕がいた」


渋滞で歩かずに済んだので、ここでマージンだった3分がそのまま貯金になった。
走路が再び3.5m幅に戻り、ほぼマイペースで走れる状態になった。

心拍数「148」の閾値を守り、順調に巡航している。
あとでmiCoach SMART RUN(MC)の記録を見ると、15kmと17kmのラップがベスト。
給水所に寄るラップが多少、落ちるものの20kmまで、予定通りのラップを刻めている。


早くも折り返しが近づいてきた。
荒川のコースは「行って来い」なので、折り返しがほぼ中間点でもある。
もう半分終わったのか。
これは、後半の逆風がなければ、かなりいいレースで仕上がるのではないか?
期待が膨らんでいる。


少しずつ気持ちが上がってきていた時、左手に馴染みの顔が見えた。
知人のAさんだ。
知人の彼はリタイア後、陸連の審判をしていて、僕が大会ボランティアをする時に、よくご一緒している。

Aさんっ!
大声で呼ぶと、彼も瞬時に気づいて
「おぉ、おつかれさん」
といって、僕が差し出したハイタッチに応えてくれた。

とっさに手が出てしまったが、陸連の審判員にハイタッチなんてしてよかったのだろうか。
あとで考えて、ちょっと可笑しかった。

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