ファンの書いたところは読み飛ばす「村上さんのところ」
「村上さんのところ」kindle版は、村上春樹初めての電子書籍。
電子書籍というのは、たいがいの場合、書籍版と同じ内容を電子化するのだが、この企画は電子書籍オリジナル。
3716のQ&Aを完全収録。
このうち473問を厳選した書籍版を先に読んでいたので、それに比べて内容は平凡。
ベストアルバムを先に聴いて、後から「それ以外」を聴いているような感覚。
悪くはないのだが、物足りなさを感じてしまう。
ただ、書籍と違って好都合なのは、Kindleアプリを入れたiPhoneでも見ることができることだ。
通勤、1人でゴハンといった、ちょっとした空き時間。
見るものがない時の暇つぶしに村上春樹。
それも延々と
これは、なかなか心地いい。
【「村上さんのところ」時系列の記録】
2015年1月15日
ウェブサイトでメール受付開始
2015年1月31日
受付終了 メール総数37,465通
2015年3月31日
当初のウェブサイト終了予定(1ヶ月延長)
2015年4月30日
回答公開終了
2015年5月13日
ウェブサイト閉鎖
2015年7月24日
「村上さんのところ」単行本、電子書籍同時発売
ウェブサイト期間限定復活公開
2015年秋
読み始めてから3ヶ月を過ぎていた。
読めども読めども、既読率を表す数字は進まない。
10%を超えたあたりから、ファンの質問は速読するようになった。
そこは、村上語録ではない。
いわゆるファンレターだ。
今回の企画では、村上春樹本人がすべてのメールに目を通すという約束が、ファンとの間に取り交わされている。
村上春樹が熟読するのは既定路線なのだが、一読者の僕までもが、他人の書いたファンレターを熟読する責務はない。
既にその時点で、英語の質問は読み飛ばしていた。
なぜならば、英語の質問には村上春樹も英語で答えているからだ。
村上春樹は小説家でありながら、翻訳家でもある。
小説、随筆執筆の合間に翻訳に取り組むことは、彼の趣味でもあるらしい。
こうした英語でのやりとりは、書籍版「村上さんのところ」には収録されていない。
Kindle版は横組みであるのに対して、書籍版は「縦組み」
収録しようにも、レイアウトの制約がある。
10%を超えたあたりから、ファンの質問は速読するようになった。
そこは、村上語録ではない。
いわゆるファンレターだ。
今回の企画では、村上春樹本人がすべてのメールに目を通すという約束が、ファンとの間に取り交わされている。
村上春樹が熟読するのは既定路線なのだが、一読者の僕までもが、他人の書いたファンレターを熟読する責務はない。
既にその時点で、英語の質問は読み飛ばしていた。
なぜならば、英語の質問には村上春樹も英語で答えているからだ。
村上春樹は小説家でありながら、翻訳家でもある。
小説、随筆執筆の合間に翻訳に取り組むことは、彼の趣味でもあるらしい。
こうした英語でのやりとりは、書籍版「村上さんのところ」には収録されていない。
Kindle版は横組みであるのに対して、書籍版は「縦組み」
収録しようにも、レイアウトの制約がある。
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