ユーロ2016全51試合の結果【6月19日~6月22日】
グループリーグ最終の3節に入る。
勝ち抜け順位を見据えた敗退行為が起きないよう、グループ毎に同時キックオフ。
ただしユーロ2016は「3位の一部のチームまで勝ち抜け」という複雑なルールのため、調整していると余計に頭が混乱する。
6月19日(日)28:00
ルーマニア 0-1 アルバニア
【A】グループリーグ3節に入る
ルーマニアは公式戦で初めてアルバニアに負けて4位敗退
3位アルバニアが次に進めるかは全グループが終わるまで不明
22日アルバニアの3位敗退(勝ち点3得失点差-2)が決まる
6月19日(日)28:00
スイス 0-0 フランス
【A】フランスが1位通過、スイスが2位通過を決めた
6月20日(月)28:00
ロシア 0-3 ウェールズ
【B】ウェールズは1位通過
ロシアは4位となり敗退が決まった
6月20日(月)28:00
スロヴァキア 0-0 イングランド
【B】イングランドは2位通過
スロヴァキアは勝ち点4の3位で他グループ待ち
22日3位通過が決まる
6月21日(火)25:00
北アイルランド 0-1 ドイツ
【C】ゲーム前は1位ドイツ3位北アイルランド
ドイツが1位通過
北アイルランドは勝ち点3の3位
22日3位通過が決まる
6月21日(火)25:00
ウクライナ 0-1 ポーランド
【C】ゲーム前ウクライナ4位敗退決定 2位ポーランド
ポーランドは2位通過
6月21日(火)28:00
クロアチア 2-1 スペイン
【D】ゲーム前1位通過スペイン 2位クロアチア
6月21日(火)28:00
チェコ 0-2 トルコ
【D】ゲーム前3位チェコ4位トルコ
チェコは勝ち点1の4位で敗退
22日トルコ3位敗退が決まる(勝ち点3得失点差-2)
6月22日(水)25:00
アイスランド 2-1 オーストリア
【F】ゲーム前2位アイスランド4位オーストリア
終盤に勝ち越したアイスランドが2位通過
オーストリアは4位敗退
6月22日(水)25:00
ハンガリー 3-3 ポルトガル
【F】ゲーム前1位ハンガリー3位ポルトガル
他組の状況によりハンガリーは試合前に通過が確定
ポルトガル薄氷の3位通過
6月22日(水)28:00
イタリア 0-1 アイルランド
【E】ゲーム前1位通過イタリア 4位アイルランド
アイルランドが勝ち点4で3位通過
6月22日(水)28:00
スウェーデン 0-1 ベルギー
【E】ゲーム前ベルギー2位スウェーデン3位
前日スウェーデンのズラタン・イブラヒモヴィッチ(10)が
ユーロ2016終了後の代表引退を発表
ベルギー2位通過
スウェーデン4位敗退
ハンガリー 対 ポルトガル
ポルトガルは、勝てば1位通過もあるが、引き分けでは3位でも敗退の可能性がある。
負けでは4位敗退。
監督は前節終了後「次の試合が決勝」と述べ、選手の士気を高めることに努めた。
第1戦、第2戦とさほどプレーは悪くない。
監督の言葉は単なる「引き締め」程度に受け取っていた。
ところがテレビをつけた途端、その空気が危ういことが伝わってきた。
ポルトガル選手の動きが固い。
ハンガリーは前節終了時点では、暫定1位に過ぎなかったが、その後、A~Dの4組の日程が先に終わったことで、戦う前に勝ち抜けが決まるという奇妙な状況となった。
そこで、警告を受けていた選手は全員、メンバー5人を入れ替えてきた。
既に切符を手にした者と後がない者。
その余裕の差が、画面から痛いほど伝わってくる。
19分 リバウンドを拾ったゲラ、枠の外から低い弾道のミドルシュート。
ポルトガル守備陣の隙間をすり抜けゴール右隅へ決まる。
まずい!いやな予感は現実に替わった。
過去においても、ポルトガルは早い時間に先制されると迷走が始まる。
監督が本来のプレースタイルではないロングボールを指示したり、デコを練習でもやったことのないウィングに配置換えしたり、フィーゴが決定的なチャンスで慌ててミスする・・といった光景がよぎる。
ポルトガルの焦りはさらに色を濃くしていく。
このまま負けてしまうのではないか・・・
それはかなりの確率で当たる真夏の天気予報のように、見ている者に濃い暗雲となりつつあった。
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