前試合で7枚も破れたスイスのユニフォームはなぜ破れなかったのか
【ラウンド16】
8チームが2つのブロックに分かれて4試合ずつを行う。
片方のブロックにドイツ、スペイン、イタリア、フランス、イングランドといった古豪が集中。
もう一方にベルギー、クロアチア、ポルトガル。
3位までが勝ち上がる特殊運用のため、偏ったベスト16となった。
ただし「名前がある」から難しいとも限らないし「名前がない」から易しいわけでもない。
確かなことは出場チーム中、FIFAランキングが上から4番めのポルトガルが、ベスト16中下から3番めで予選を通過したということだ。
6月25日(土)22:00
A2位 - C2位
スイス 1(PK4-5)1 ポーランド
[マッチ1]
スイスは82分シャキリのオーバーヘッドで追いつく。ポーランドはこれが今大会初失点。
前後半15分ずつの延長は0-0
PK戦ではスイス2番手のジャカが左に大きく外した。
スイスは前のフランス戦で7枚も破れた赤い1stユニを着用。
いくらなんでも7枚はありえない。きっと、素材に問題があるのだろう。
(のちに製造工程に問題があったと報道された)
(のちに製造工程に問題があったと報道された)
ただ、この試合では1枚も破れなかった。
わずか数日でサプライヤーが素材を変更したとは思えない。当たり前のことだが、引っ張らなければ破れないということだ。
わずか数日でサプライヤーが素材を変更したとは思えない。当たり前のことだが、引っ張らなければ破れないということだ。
6月25日(土)25:00
B1位 - A/C/D3位
ウェールズ 1-0 北アイルランド
[マッチ2]
A,D組の3位は敗退しており、C組3位の北アイルランドがここに出場。
初出場どうしの対戦。
75分マコーリーのオウンゴールが決勝点となった。
6月25日(土)28:00
D1位 - B/E/F3位
クロアチア 0-1 ポルトガル
[マッチ3]
クロアチアはおなじみ市松模様(二色の四角形を交互に配した模様)1stユニフォーム。ただし勝率が低く縁起が悪い。
ポルトガルは前試合に続いてティファニーブルーの2nd。
過去、クロアチアは公式戦で一度もポルトガルに勝ったことがない。
ポルトガルはペペ、クアレスマがイエローカードを1枚持っているだけ。
ポルトガルは伝統的にフェアプレーの国である。
日本とは親善試合も含めて未対戦。いつかW杯で対戦したならば、心穏やかに見られるきれいな試合になるだろう。できればデコがいるうちに実現すればよかったのだが・・
一方のクロアチアは8人(先発出場のうち6人)がイエローを1枚ずつ持っている。
今大会に入り絶好調を維持しているナニ(17)
「常軌を逸した試合」で本領を発揮したロナルド(7)
中盤でゲームメークする才能にあふれるサンチェス(16)
ピンチ脱出で抜群の技術を見せるラファエウ・ゲレイロ(5)
この4選手に期待したい。
卓越した技術で守備の安心感を与えるリカルド・カルバーリョ(6)は、38歳のベテランということもあってか、前試合から中2日のこの日は出場していない。
<前半>
互いに確実なパスに終始する。
パスカットされてカウンター攻撃を受けるのを警戒している。
はじめは緊張感があったが、次第に停滞感が漂っていった。
試合は終始、クロアチアペースで進行する。
試合終了時点で、ポルトガルのボール支配率はわずか41%だった。
<後半>
48分レナト・サンチェス(16)が入る。
しかし今日はパスミスが多く、センスが感じられない。
キープする技術も未熟であり、中盤でボールを失うことが多い。
これでは「司令塔」を任せるのは難しい。
終盤は互いに攻撃のペースを上げたが延長戦へ。
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