会議を禁止したい
会議をしている人は多い
日本中の会社で、今日も会議は行われているだろう。
「会議」と聞いてどんな印象を抱くかで、その人の属性がある程度わかると思う。
「めんどくさい」
「できれば、出たくない」
そう思った人は「決める人」「変える人」なのだと思う。
新たなルールを決める、方法論を決める。
決めて、現状を変える。
「変人」という言葉は日本では「悪口」と思われているが、その内容によって解釈は違う。
「変人」には「変える人」「変わった人」「変な人」の3領域がある。
現状を変える人ならば、それは決して悪口ではなく、むしろ褒め言葉だ。
現状を変えるには「アイデア」が必要だ。
発想が浮かばない人は、なにも変えることができない。
だから「みんなで話し合う」「合意を形成する」などと言って、会議を開き、他人のアイデアを聞くしかないのである。
狡猾な人になると、他人に言わせておいて「僕もその線で考えていた」などと言って「いただいて」しまう。いわゆる、後出しじゃんけんである。
自分でアイデアが湯水のように沸き、どんどん現状を打破して、革新を起こそうという人にとって「他人」ほど邪魔なものはない。
「会議」など開かずに、自分が決めて、それを公布できれば、どんなに楽だろう。
しかし、組織は1人でやっているわけではない。
自分の独創で独走するには「独裁者」の立場が必要になる。
(ここでいう独裁者とは、ひとりで決裁できる者)
新たなルール・方法に沿って、手を動かすのは大勢の「他人」だ。
自分は独裁者の権限を持っていない。
従って、自分の発想による革新をしたければ「他人」を説得しなければならない。
そのためには、仕方なく「会議」(打ち合わせ)ということになるのである。
今日も会議室はいっぱい。
会議室がとれなかった人々が、そこらのミーティングスペースで会議をしている。
そういう皆さんの顔は、とても平和でのんきだ。
お昼にラーメンを食べ終わり「茶行く?」と行って入った喫茶店でコーヒーを待っている時のような顔をしている。
緊張感のかけらも感じられない。
今、その脳に計測機械を入れたら、稼働率は「7%」くらいではないか。
もちろん、それはフルパワーを100%とした場合の数字だ。
「脳の97%は使っていないと」いう言説に拠れば、0.21%ということになる。
そんな低い稼働率で人々を遊ばせる「会議」は禁止したい。
もし、僕が「独裁者」ならば。
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