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2016年6月 4日 (土)

マラソンのエイドには2種類のスポーツドリンクがある。

かつて歩き始めた「27kmの坂」
マラソン人生で、途中で歩いたのはこの場所しかない。
初マラソンの1回きりだ。
しかも、あの時は武蔵野線が止まるほどの強風が吹いていた。


今日は絶好のマラソン日和
僕の行く手を遮る(つまり、言い訳の)要因はなく、淡々と勾配率が一定の坂を上る。
この時は気づいていなかったのだが、ここからラップタイムががくんと落ちている。
そして二度と7分台に回復することはなかった。



29.8km 第11給水所
ここにも「おにぎり」があるはずだが、見当たらなかった。
意識がもうろうとして見落としたのかも知れない。
スポーツドリンクが欲しいところだが、水しかない。
そういえば、さっきまで飲んだスポーツドリンクも薄かったな。



給水所(エイド)のスポーツドリンクには2種類ある。

一つは、ペットボトルに入ったスポーツドリンク製品を、そのまま紙コップに移して提供するもの。
東京マラソンのように、飲料メーカーがスポンサーがついている場合、この方法だと推察する。
自分はまだ、東京マラソンではエイドの配置についたことがないが、走った時の「味」からして、製品そのものの「濃さ」と感じた。

もう一つは、スポーツドリンクの粉末を水で溶き、紙コップで汲んで提供するもの。
粉末は、あまり知られていないメーカーのものであることがある。恐らく廉価なのだろう。
それを大きなポリバケツに水をはって、そこに投入する。
かき混ぜて、ボランティアが味見。
「ま、こんなもんじゃね?」
「いや、走っている人は薄く感じるのでは?」
といったやりとりをして、濃さが決まる。

もしも薄めすぎた場合「色」はついているし「味」はするかも知れないが、スポーツドリンクとしての役割を果たしているかは定かでない。
そもそも、その「色」はどうやってつけたのか・・



30km
自分では、さほどペースが落ちたという感覚は持っていない。
だが、あとで確認したラップタイムではそれは9分台にさえ迫っている。
1km9分と言えば、もうそれはど素人レベル。
マラソンを10年やってきた者としては、なかったことにしたいようなタイムだ。

だが、25km→30kmの順位はそれでも390位上がっている。
390人を抜いたということだ。
つまり、それだけ、マラソンレースでは歩いている人が多いと言うことである。

過去の経験では、一度も歩かなかった場合、ネット(スタートラインまでのロスタイムを含まない)で6時間かかったことはない。
走り通せば必ず6時間は切れると言うことである。



32km過ぎ、ついに足が痛くなってきた。
左膝、そして左のふくらはぎ。
変に力をかけたらつりそうなので、ペースを弱めざるを得ない。

過去にもこういうことはあった。
特にそれは「暑さ」に見舞われた大会で起こる。
その時は、しばらくペースを落としているうちに、痛みは消えて(忘れて?)再び、ペースを戻すことができた。

今は、やり過ごすしかない。
33km
左膝と左ふくらはぎをかばっているため、ラップタイムは9分台を記録した。
この痛みをやり過ごすには2kmを要し、再び8分台に戻せたのは35kmであった。

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