両チームが2ndユニフォームを着た理由
7月1日(金)28:00
マッチ2勝者 - マッチ6勝者
ウェールズ 3-1 ベルギー
[準々決勝-2]
ウェールズは1stの赤ユニフォーム
13分ベルギーが先制
ウェールズは31分にA・ウィリアムスのゴールで同点にすると、後半2点をとり90分以内で決着を付けた。
7月2日(土)28:00
マッチ5勝者 - マッチ7勝者
ドイツ 1(PK6-5)1 イタリア
[準々決勝-3]
65分ドイツがエジルのゴールで先制
78分PKでイタリアが追いつく
ドイツはこれが今大会初失点。だが依然としてオンプレーでは失点していない。
PK戦では5人中3人ずつが外し9巡目で決着
7月3日(日)28:00
マッチ4勝者 - マッチ8勝者
フランス 4-1 アイスランド
[準々決勝-4]
フランスはエンゴロ・カンテ、アディル・ラミが出場停止
より攻撃的な布陣で戦ったフランスは前半だけで4-0とした
【準決勝】
7月6日(水)28:00
準々決勝-1勝者 - 準々決勝-2勝者
[準決勝-1]
ポルトガル - ウェールズ
ポルトガルは累積警告2枚(次戦出場停止)となったのがW・カルバーリョ。
それ以外の選手は警告がリセットされて、Semi Final(ベスト4)を迎えることができた。
ぺぺが練習中の怪我のため欠場する。
ウェールズは、前試合後半29分、不用意なハンドで累積警告2枚となったMFラムジー(10)が出場停止。
デイビースも出場停止のためレギュラー2人を欠き、今大会初めて代役を立てている。
Quarter Final(ベスト8)では優勝候補のベルギーが守備のレギュラー3人を欠いて戦い敗退している。
駒が揃っていることは、さらに勝ち抜くために重要な要素である。
ポルトガルのユニフォームは意外にも「ティファニーブルー」
両チームが揃って2ndユニフォームを着るのは珍しいことだ。
両チーム共に1stカラーは「赤」
従ってスタンドは一周ぐるりと真っ赤に染まっている。
(正確にいうと「ポルトガル地帯」は赤と緑のツートーン)
ユニフォームはホーム扱いのチームに選択権がある。
本来ならばホーム扱いのポルトガルが1stの赤、ウエールズは濃淡が逆となるユニフォームを着るところだ。
ところがウェールズの2ndは「黒/グレー」の横縞。
これでは、ポルトガルの「赤」と濃淡がつかない。
本来、チームは1stと2ndは濃淡を逆にすることが求められている。
2006年W杯でポルトガルは1st「赤」2nd「黒」を用意。
だが、これに対してFIFAからクレームがつき、急遽ポルトガルは3rdで「白」を用意した。
濃淡をつけるためには2つの方法がある。
a.ポルトガルが2ndを着てウェールズが1stを着る
ところがウェールズの2ndは「黒/グレー」の横縞。
これでは、ポルトガルの「赤」と濃淡がつかない。
本来、チームは1stと2ndは濃淡を逆にすることが求められている。
2006年W杯でポルトガルは1st「赤」2nd「黒」を用意。
だが、これに対してFIFAからクレームがつき、急遽ポルトガルは3rdで「白」を用意した。
濃淡をつけるためには2つの方法がある。
a.ポルトガルが2ndを着てウェールズが1stを着る
b.ポルトガルが2ndを着てウェールズも2ndを着る
さすがにホームのポルトガルが相手に1stを譲るのはおかしいということで、b案となったのだろう。
さすがにホームのポルトガルが相手に1stを譲るのはおかしいということで、b案となったのだろう。
ポルトガルにしてみれば、今大会では1stの「赤」でも2ndの「ティファニーブルー」でも戦績は似たり寄ったり。
90分では一度も勝てていないので、験の担ぎようがない。
ユニフォームサプライヤーのナイキと、町のパチモノ屋さんにしてみれば、ポルトガルが2ndで好成績を挙げてくれることは大歓迎だ。
1stユニフォームは1枚持っていると、それほど大幅なデザイン変更がない限り、買い換え需要は鈍い。
一方、今回のようにポルトガル2ndおなじみの「白」ではない新色は「お、この色いいね。チームも勝っているし、1枚買うかな」と財布の紐が緩もうというものだ。
ユニフォームサプライヤーのナイキと、町のパチモノ屋さんにしてみれば、ポルトガルが2ndで好成績を挙げてくれることは大歓迎だ。
1stユニフォームは1枚持っていると、それほど大幅なデザイン変更がない限り、買い換え需要は鈍い。
一方、今回のようにポルトガル2ndおなじみの「白」ではない新色は「お、この色いいね。チームも勝っているし、1枚買うかな」と財布の紐が緩もうというものだ。
<前半>
序盤はウェールズがよく前に詰めて攻勢をかける。
これに対してポルトガルはロングボールを放り込む策に出た。
ポルトガルはパスをつなぐチームであり、これだけロングボールを放り込むということはベンチの指示である。
ウェールズは果敢にプレスをかけてくるチーム。
前掛かりにさせないよう「こういうのもいくよ」とプレッシャーをかけているのだろう。
この策は功を奏し、徐々にウェールズのプレスが弱まり試合は、晴れた日の大村湾のように落ち着いていく。
互いに慎重な姿勢を崩さない。
前半は得点0 additional time 0で終了。
もしも、郡司さんが採点するならば「10-9でこのラウンドはポルトガルがとりました」というところだ。
相手の出鼻をくじいた後は、格段に安心感が増した。
もしも、郡司さんが採点するならば「10-9でこのラウンドはポルトガルがとりました」というところだ。
相手の出鼻をくじいた後は、格段に安心感が増した。
フェルナンド・サントス監督は実は稀代の名監督なのではないか。
ここでそういう考えが頭をもたげる。
戦力でいえばロナルド、デコが揃っていたW杯2010も悪くなかった。
今回の布陣と比べても甲乙はつけがたい。
しかしあの時はベスト16止まり。
監督の名前はカルロス・ケイロス。
彼のせいでポルトガルはロナルド、デコが揃った貴重な時期をムダにしてしまった。
監督の名前はカルロス・ケイロス。
彼のせいでポルトガルはロナルド、デコが揃った貴重な時期をムダにしてしまった。
サントス監督は就任以降、ユーロ予選・本戦ではいまだ無敗を続けている。
(8勝4分け)
(8勝4分け)
かつてルイス・フェリペ・スコラーリが率いたブラジルの再現が頭をよぎる。
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