日本の卓球界の1年
夏季五輪で日本卓球に関心をもっていただいた方のために、卓球の年間タイムテーブルと特徴をまとめた。
日本にはまだプロリーグがない。
プロリーグ創設に向けた動きはあるが、いつ発足といった具体的なところまでは来ていない。
トップ選手たちは、日頃から強い選手と戦える環境を求めているので、仮に「日本プロ卓球リーグ」が誕生したとしても、日本の人気選手たちが、そこに参戦するかは個々に温度差がある。
従って、日本には卓球を生業とするという意味でのプロはいるが、プロ選手という呼び方は一般的ではない。そのような選手が出場する大会には【トップ選手出場】という印をつけた。
1月
「全日本選手権」【トップ選手出場】
「硬式卓球」の国際大会では、ボールは1メーカーに統一されている。
だが、全日本選手権は違う。
試合前にじゃんけんをして、勝った方が使用するボール(のメーカー)を選ぶ。
ボールによって回転が違うので、慣れないボールでは実力上位の選手が苦戦することがある。
それも含めて卓球なのか、噴飯物の規定なのか、議論が分かれている。
3月
「世界選手権」【トップ選手出場】
この大会には、他国籍を取得した選手は出場できない。
日本で言えば「帰化選手」である。
6月
「荻村杯ジャパン・オープン」 【トップ選手出場】
海外の選手も出場する、日本国内開催のメインイベントと言える。
7月
インカレ=全日本大学総合卓球選手権大会
全日本クラブ選手権(クラブチーム)
全日本実業団卓球選手権大会(企業)
インターハイ=全国高等学校卓球選手権大会
全日本卓球選手権ホープス・カブ・バンビの部
「ホカバ」は日本のジュニア世代卓球の年代別の通称。
ホープス:小学6年生以下
カブ:小学4年生以下
バンビ:小学2年生以下
ホカバ大会を体系的に整備していることが、近年、日本卓球が世界のトップに迫っている要因と言われている。
7月~8月
夏季五輪
夏季五輪はIOC規程で7月15日から8月30日の間で行われることになっている。
従って4年に1度、この時期に夏季五輪が組み込まれる。
シングルスは1国2人まで
団体は1国3人(事実上シングルス出場選手2人+団体戦要員1人)でチームを組む。
8月
全中=全国中学校卓球大会
全国ホープス卓球大会(小学生クラブチーム)
9~10月
国体
10月
全日本卓球選手権 各カテゴリーの団体トップチームが出場
同年度全日本実業団4、前期日本リーグ、インカレ、インターハイから各2、JNTジュニアナショナルチーム1、開催地選抜1、計12
通常は次年度国体開催地で開催する。
同年度全日本実業団4、前期日本リーグ、インカレ、インターハイから各2、JNTジュニアナショナルチーム1、開催地選抜1、計12
通常は次年度国体開催地で開催する。
全日本大学総合選手権
ITTFワールドカップ 【トップ選手出場】
男女は異なる開催国で開催される
(2016年大会男子はドイツ開催)
12月
ITTFワールドツアーグランドファイナル 【トップ選手出場】
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