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2016年8月12日 (金)

代理店ではなくアップルストアへiPhone5修理持ち込み

関東地方が遅い梅雨明けをした週末、予約しておいたカメラ量販店にやって来た。
予約の時間より早めに着き「受付はここでいいですか?」と確認する。
その傍らには何かを待つ行列ができている。
新製品の体験会でもやっているのかな?と思ったら、それは修理を待つ人たちだった。予約なしでやって来て、受付を待っているのだ。
どれくらい待っているんですか?と聞きはしなかったが、列の長さからみて1時間は優に超えることだろう。


受付の時間になると番号を呼ばれる。
応対してくれるのは黒いシャツを着た、親切そうな兄ちゃん。
黒いシャツは恐らく、アップルの訓練を受けた証なのだろう。
僕のiPhone5を受け取ると、ガラスの箱の中に置いた。
特にネジを回して機械を開けたわけではない。そこに置いただけで検査が進んでいく。
まるで、それは魔法のよう。
アップルは消費者に渡す製品だけでなく、身内のスタッフが使う検査機器にまで「驚き」を詰め込んでいるのだ。
確かにあのような自動検査機があれば、一定の研修を受けた者であれば、誰でも同じ所見が出せる。実に合理的だ。


先日のアップルとのチャットにおいて、バッテリー不良が認められれば9400円+税で済むが、それ以外に不具合が見つかった場合は3万円を超えると案内されていた。
なんとか1万円で収まって欲しい。祈るようにその結果を待つ。


「エラーが出ていますね」
それが何のエラーなのかは教えてくれなかったが、続いた言葉には驚きがあった。

ここは代理店なので4千円ほど高くなります。在庫もないので1週間くらいはお預かり(というか没収)になります。その間代品はありません。直営店ならば、在庫があればその場で持って帰れますし、修理代も1万円程度で済みます」

そちらへ行かれてはどうですか?
と言って、アップル直営の修理センターが書かれた紙をくれた。
アップルのチャットでは、さすがに「直営と代理店の違い」には言及しづらかったのだろうが、僕はこうして2時間の時間と交通費を失った。

回収されるiPhone5から剥がすのは気が乗らないので、新しくなるiPhone5用に液晶保護シートを1枚購入。これがこの日、唯一の成果だった。



数日後、予約しておいたアップルストア。
そこはショウルームになっていて、たくさんの人々が思い思いのお目当てを体験している。
その外観、雰囲気は同じアメリカの会社ナイキのストアと似通っていてスマート。いつも田舎道しか歩いていない者にとっては、粗相がないよう緊張を強いるところがある。

iPhone、iPAD、apple watch・・・
そういえばこんなのもあったな。2015年4月に発売された際は、話題を集めていたapple watchだが、それを使う場面を見いだせた人は少ないようで、身の回りで使っている人を見たことがない。ここでも誰からも相手にされず、カラフルな筐体が寂しげに見えた。

自宅を出る前に2つのことを済ませておいた。
1,iTunesにiPhone5のバックアップ
2,「iPhoneを探す」をオフにする
[設定]>icloud>iPhoneを探す


五輪選手村の食堂のような広いフロアに木製のテーブルが並ぶ。
予約時間と名前を告げると、そのうちの1つに案内されて、担当者がヨコに座る。
日本メーカーの修理センターならば、いかにも「技術者です」という人が出てきて「治るかどうかわかりませんよ」という慎重な姿勢を見せるところだが、ここでは「最後までしっかり面倒みますよ」という姿勢が貫かれている。
アップルはこの「誠心誠意面倒をみる」という姿勢を示すよう、クルーに求めているようだ。

かつて1990年代、横柄ですかした態度だったナイキが、2000年代に入り顧客思いの姿勢に転じたことを経験した。アップル製品との付き合いは浅いので、昔がどうだったかわからないが、恐らくそのような経緯はあったのではないかと推察する。


9400円+税で交換ということでよろしいですか?
その一言に安堵した。相手の気が変わらないうちに手続きを進める(笑)

光が漏れていたiPhone5は最後に自らの手でデータを消し、回収された。
帰宅して液晶保護シートを貼り、パソコンのiTunesからバックアップを戻す。
1時間ほどの作業で再び、いつものiPhone5生活が戻ってきた。


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