五輪日本のメダル ロンドンとリオを比較検証する
ブラジルそして南米大陸で初めての五輪、第31回夏期大会「リオ五輪」が閉幕した。
日本はメダル総獲得数で史上最多だったロンドン五輪2012の「38」を上回る「41」を獲得。
4年後の東京五輪2020に向けて、絶好の助走をつけた。
今回の五輪で特筆されるのは、初めて中継放送にインターネットが組み入れられたことだ。
NHKは総務省の許可を得て、テレビ放送と同内容をインターネットで配信する「放送同時実験」を実施した。
「電波」の許認可権は総務省の牙城。
「テレビ」という強力なコンテンツが「テレビ受像器」でしか見られない現状が、ここから変わって欲しい。
ここからは日本のメダル獲得状況を、前回「ロンドン」と今回「リオ」を比較しながら見ていく。
【五輪序盤】
日本にとっての五輪は競泳と柔道から始まる。
ロンドン
日付(日本時間) | 戦績 「金」 「銀」 「銅」 |
7月27日 | 開会式 |
7月28日 |
体操男子予選 団体5位で決勝進出 柔道男子60kg級 平岡拓晃 「銀」 重量挙げ女子48kg級 三宅宏実 「銀」 競泳男子400m個人メドレー 萩野公介 「銅」 |
7月29日 |
競泳男子100m平泳ぎ 北島康介5位 アーチェリー女子団体 「銅」 |
リオ
日付(日本時間) | 戦績 「金」 「銀」 「銅」 |
8月6日 | 開会式 |
8月7日 |
体操男子予選 4位で決勝進出 柔道女子48kg 近藤亜美 「銅」 柔道男子60kg級 高藤直寿 「銅」 ウェイトリフティング女子48kg級 三宅宏実 「銅」 競泳男子400m個人メドレー 萩野公介 「金」 瀬戸大也 「銅」 |
8月8日 |
柔道男子66kg級 海老沼匡 「銅」 柔道女子52kg級 中村美里 「銅」 卓球女子シングルス 石川佳純 初戦敗退 |
今回のリオは「柔道」がスタートダッシュで、いい流れを作った。水泳では金メダルが有力だった萩野が、定評どおりの「金」この早い時点での「金獲得」は日本に流れを呼び込んだ。
一方、前回はメダルを獲得したアーチェリーがメダル無しに終わった。メダルに近い位置にいる競技であり、東京ではメダルの上積みが期待できる競技の1つである。
卓球の初戦、女子のエース石川佳純が北朝鮮のキム・ソンイに3-4で敗れたのは衝撃を受けた。
今大会、日本卓球界初のシングルスのメダルがあるとすれば、石川が最有力と思っていたのだ。
キム・ソンイはSFまで進み、3位決定戦では福原愛を破った。
しかし、石川佳純が負けたのは、シングルスのこの1試合だけだった。
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