アドバイス「服装」のつづきは、ランナーが自分で持っていて、貸してあげられるものについて。
1.靴下
ランニング用の靴下は靴の中で足が暴れないようするためのもの。
ふつーの靴下に、昔履いていた(あるいは家族の誰かが履いている)運動靴では、速く走れない。
運動靴を買うのはもったいないので見送るとして、ランニング用の靴下は必須。
「足王」のような土踏まずがぎゅっと絞られている靴下の場合、足の小さい女性でも十分履くことができる。
2.アームスリーブ
ZAMSTが出しているような腕サポーター。
本来は腕の肉が揺れないようにするためのものだが、これを身につけると見た目が引き締まる。
日焼け防止にもなるし、何より仲間が「ランナーかっ」とつっこんでくれるだろう。
3.スポーツベルト
ファイテンが発売しているランナー用ベルト。
これを付けているだけで、腰の位置がぴたりと決まり、骨盤が前傾した姿勢を作ることができる。
素人にとっては「大リーグ養成ギブス」のようなものだ。
(わかる人少ないと思いますが)
持っていたら、ぜひ貸してあげた方がよい。
4.手袋
42.195kmを走る場合、体温調節のために欠かせない用品。
5kmの場合は不要かも知れないが、見た目がぐっとランナーらしくなる。
服装に次ぐアドバイス2つ目は「ペース配分」
仮に5km30分が目標だとしよう。
イーブンペースで走るならば、キロ6分0秒ペース。
その場合、入りの1kmは6分30秒から7分0秒で入る。
リレーの場合、中継点がメイン会場となっていて、走り始める場所では仲間が全員見ている。
そこで、スローペースで走り始めるのは勇気が要る。
ほとんどの人が、かっこつけて、そこで飛ばしてしまう。
しかし、そういう人は3kmあたりから「大失速」してしまい、とんでもないタイムで戻ってくる。
初めの1kmで息が整ってくるので、そこからはカラダが行ける範囲でペースを上げていく。
できれば2→3kmのラップで6分0秒にしたい。
そして、そこからは余力が残っていて、飛ばすことができる。
<前半>よりも<後半>の方がラップタイムが上がることを「ネガティブスプリット」と言う。
<前半>を消極的に入るからネガティブ。
現代マラソンにおいて、ネガティブに走るのは常識である。
ラスト1kmを5分30秒程度のスピードで中継点に帰ってくれば、仲間が「やばい」「やばい」と少ない語彙で褒めてくれるだろう。
さて、ここで「キロ6分0秒ペース」などと書いているが、それを体内時計でできる素人はいない。
これを実現するためには「GPS時計」が必要だ。
「GPS時計」は「距離」「タイム」とは別に、現在のスピードが1kmあたり何分何秒と表示される。
この機能がなければ、ネガティブスプリットはあり得ない。
大半のマラソンランナーが持っている備品なので、使い方の指導も含めて、ぜひ貸してあげるとよい。
最後のアドバイスは「給水」
5kmくらい水なしで走れるというのが素人の考えだが、実際に意気込んで走ると2kmあたりで必ず喉は渇く。
ただ、それを気づかないだけだ。
そこで給水すれば、そこからのパフォーマンスは格段に上がる。
特に終盤のスパートをかけるには大変、有効である。
5km程度なので、ウェストポーチを付けるのは大仰だ。
200ml程度のペットボトルに濃いめのスポーツドリンクを詰めて、手に持って走るとよい。
以上が「リレーマラソン」を走ることになった素人女子へのアドバイス。
後半に伸びる走りができれば、走ることの楽しさがわかる。
それを機に、また1人ランナーが増えることを願う。