試し履きできなくても、それでもニュートンを買う理由
靴は試し履きをして買うものである。
たとえ、そのモデルを過去に履いていたとしても大きさ、フィット感が同じとは限らない。
過去にこんな経験があった。
買い換えと買い足しで既に5足以上を履いていた「ナイキフリー」でのことだ。
このモデルはとても履き心地がよく、デザイン性も高い。
ランニングではもう少しシリアスなものを求めるが、普段履きではこれ以上の靴は無いと思っている。
サイズはいつも「27.5」で一定。
過不足無くフィットしている。
それが油断だった。
NIKEiDのサービスが始まった時に1度、新色が出た時に1度。
合わせて2足が届いてみると大きすぎた。
店頭でこのモデルを試し履きしていれば「27.0」を買っていただろう。
当時はネットで買った靴が返品できるという時代では無かったので、結局2足はほとんど履かず終いでお蔵入りとなった。
ニュートンのウェブサイトで「ニュートン DISTANCE V」を試せる場所がないかしらべる。
つづいてショップに電話をかけてみる。
しかし、近辺にはニュートンを扱う店は一軒もないことがわかった。
単純に考えれば、理由は「売れない」ということだろう。
確かにニュートンは「長くは履けない靴」である。
靴の寿命は500km走行が目安だが、ニュートンはそこで目に見えて履くのが難しくなる。
他の靴は、それを超えても騙し騙し「履けてしまう」
「年中走っています」
「走るのが趣味です」
という人にとって、ニュートンは選択肢から外れるだろう。
だが「レースまで保ってくれればよい」「お金でタイムを買う靴」と割り切れば、これほど強力な選択肢はないと想う。
お店で履けないならば仕方ない。
ネットで取り寄せることにする。
ここ1年、いつもランニング雑誌で観ていた黄色い「DISTANCE IV」を探したが、ほとんど在庫なし。
残っているのは29.0cmという大型だったり、メーカー価格から1円も引いていないものばかり。
メーカーのカタログ数値によると27.0cmでの重量は「DISTANCE IV」230gに対して「DISTANCE V」198gとなっている。
カラーは希望の黄色ではないが、新しいモデルなりに進化していて、価格も安い「DISTANCE V」を取り寄せた。
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