店頭から消えたニュートン
数年の間にニュートンが店頭から消えていた。
ニュートンは「フォアフット着地」で走るためのランニングシューズを作るメーカー。
ここではその靴のことを言う。
ニュートンが発売されたのは2008年暮れ。
初めてニュートンを知ったのは、2009年2月に発売された「ランナーズ4月号」
特集記事が組まれていた。
フォアフットに「ラグ」と呼ばれる突起が4つ。
異様な仕様に驚き、強い関心を覚えた。
恐らく、通常の感覚の人ならば「怪しい」「故障のリスクが高い」と言って敬遠するだろう。だが「新しいモノ」「新しい価値」に興味津々、好奇心旺盛なランナーであれば、食いつくだけのインパクトがあった。
2010年当時のラインナップ
■DISTANCE 2009年発売
■Gravity 2010年夏発売
■Motion 2010年発売
■ISAACS ~入門用
■MOMENTUM ~トレイル用 2010年10月発売
■All Weather 全天候用 2010年11月発売
ランニング用としての選択肢は次の3つ
【1】最軽量でレース用の「DISTANCE」
【2】ヒール部のパーツに耐久性を持たせ、土踏まずの高さが普通もしくは高めのランナーに適する「Gravity」
【3】アーチを補強、オーバープロネーションを防止する構造をもち、着地時や離陸時に足底が内側に倒れこみがちなランナーに適する「Motion」
マラソン5回めの「長野マラソン」で初めて5時間を切った僕は、翌シーズンで「サブ4」を狙っていた。
それには、新たな試みが必要だ。
まるでドクター中松の「ジャンピングシューズ」のような、この異様な靴を履いてマラソンを走る。
ダメで元々、うまくいけば、とてつもないタイムが出るかも知れない。
直近のマラソン2シーズンでasics「ソーティスーパーマジック」を使い「薄底」「軽量」でも故障しないことを経験していたので、最軽量のレースシューズ「DISTANCE」を選択した。
サブ4を狙うレースは「佐倉朝日健康マラソン」を申し込んでいたが、東日本大震災で中止となり、急遽申し込んで出場した「全国健勝マラソン加賀温泉郷大会」となる。
結果的にサブ4には遠く届かなかったものの「ニュートン DISTANCE S」が、自己ベストレースの靴となった。
その後の5年、5回出場したレース。
タイムが上がらない。
練習内容、加齢、いろいろな要因を1つずつ見直す必要がありそうだ。
その第一弾として、靴を「自己ベストシューズ」に戻すことにした。
| 固定リンク | 0
「しらべるが走る!」カテゴリの記事
- 我が心の引退レース(2022.03.09)
- 長崎平和マラソン エントリー方法発表!(2020.02.12)
- 大迫傑曰く「タイムは気にする必要はない」(2020.01.21)
- マラソンの最後の1kmは、それまでの41kmとは絶対に距離が違うと思う(2020.01.20)
- 地道に走り、最下位を脱出(2020.01.18)