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2016年9月10日 (土)

外国人に観て欲しい「シン・ゴジラ」

ネタバレあり!

里帰りしたとき、20代の姪っ子たちが「ゴジラを観てきた」と口にしていた。
へぇ、最近の若い人もゴジラとか観るんだねぇ
と感心と関心を示したが、話はそれ以上膨らまなかった。

今思えば、恐らくそこで、この映画のすごさを解説しても僕には伝わらないと思ったのだろう。


「シン・ゴジラ」は2016年7月29日に東宝が公開したロードショウ。
好調な興業がつづいている。

僕がこの映画に"参戦"スイッチが入ったのは、その後、友達が僕に語った「蒲田くん」の存在だった。
ゴジラが蒲田に現れると聞いては、聞き捨てならない。


友達は「政府の危機管理を問うために、ゴジラも出る映画ですね」と僕に解説した。
日頃、まず文学的表現をしない彼から出たこの定義に反応するものがあった。
それは2000年にテレビ放送された「仮面ライダークウガ」

昭和の仮面ライダーでは外国から来た大幹部や怪人が日本語を喋ったり、周囲の人間がライダーの正体に気づかなかったり、ライダーを「ライダー」と呼んだり、シナリオは「子どもだまし」のご都合主義で塗り固められていた。
しかし、クウガはシナリオから嘘を排し、非現実な挙動はCGを駆使。
まるで「踊る大捜査線に仮面ライダーも出ている」ようなリアリティがあった。
初回を観た時から、それまでに観たことのないマーケティングに圧倒され、引き込まれた。
恐らく「シン・ゴジラ」には、あれと同じ感動があると予感したのだ。


ストーリーの展開が速いのは、この作品に限ったことではないが、特徴として登場人物が早口である。
早口ということは「説明口調」ということであり、その分、映像で見せる努力(予算)を端折っていることになるが、よほど斜めに見ない限り、そのような違和感は感じない。


ゴジラが強いのは当たり前だが、この作品ではゴジラが成体に育っていくところが楽しい。

第一形態…海底から尻尾だけ出現
第二形態…「蒲田くん」ナマズのようなカラダに愛嬌のある顔をしていて、呑川から遡上して蒲田を破壊する。
第三形態…蒲田、川崎に出現 第二形態から立ち上がり歩行開始
第四形態…鎌倉稲村ケ崎>東京丸の内を破壊

武蔵小杉の高層マンションに住む人たちが観たら、数人は気絶するかも知れない。


台詞による説明は多いが、くどい演出によるいやらしさはない。
決着がついた後の日本人の対応がクールだ。
この映画を外国人の皆さんに観てもらいたいと想う。

唯一わざとらしい役は「進撃の巨人」でも好演した石原さとみが演じているが、本人の芸風が持ついやらしさで帳消しになり、臭みが残らない。

DVDが出たら、リモコンで時々停めながら観たいと思う。

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