暇になると心が沈んでくる
期せずして旅に出ることになった
いつもならば、月日に余裕を持って航空券を買うのだが、今日の今日に買うとどのくらいの料金なのか予測がつかない。
このところ夏の帰省に利用しているスターフライヤーは羽田-福岡が軒並み3万円台。
これならば新幹線の方が安い。
だが、気が急いているときの新幹線はつらいものがある。
しばらくご無沙汰していたスカイマークで、なんとか23000円のチケットを確保できた。
ところが、羽田空港についてみると、使用する飛行機が遅れていて待合室で1時間の足止め。ついていない。
接続して博多から佐世保へ向かう電車に間に合わなくなった。
JR九州のネット予約にアクセスすると、1時間後の特急みどりに変更ができた。
こういう慌ただしい時に、すいすいと手続きができるJR九州のサイトには安心感がある。
ほっと一息
残り50分は何もすることがない。
Kindleで最近買った本を読み始める。
さっきまでは人影もまばらだった待合室も徐々に混んできた。
右となりにはおばさんらしき人影が座った。
すると突然、おばさんが携帯電話で話し始める。
「用事はないんだけど、1時間待ちでさぁすることがないとよ。
あーんそれはいいんだけど、あーん、あーん、どはは」
中村玉緒か
この人の子供じゃなくてよかった。
亡き母は一度も携帯を持たなかった。
メールは一度もしていない。
さっきまでは気が張っていたが、こうして何もすることがないと心が沈んでくる。
そこに、傍若無人なおばさんの下品な笑い声が突き刺さる。
おばさんの話は20分続いた。
話し終えた後、iPadを取り出して大音響で動画を見始めた。
どぅがんなっとると
いたたまれず、僕は席を立った。
去り際に顔をみると、おばさんと目が合った。
特に下品ではない顔立ちで、なにか?という戸惑いの目をしていた。
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