母とちゃんぽん
母の愛は絶対だった。
いつも僕を支持してくれた。
それを失ってしまうと言うことは
いったいどんなことだろう
あまり考えたことはなかったし
考えたくもなかった
でもそれはある日、突然
訪れる。
母は町の食堂で僕たちとちゃんぽんを食べた。
僕らが小さい頃は、食べている途中、僕らの椀に向かって、自らの椀から肉を箸でつまんで放ってくれた。
なんだかはしたない行為のようだが、僕らはとてもうれしかった。
最近、時々そのことの意味を考えている。
父がなくなった後、母と一緒にちゃんぽんを食べた。
もう母は肉を放ってはくれなかった。
おいしいね
と言って一緒に食べた。
| 固定リンク | 0
「ノート」カテゴリの記事
- ついに、どこでもドアが発売された!(2023.04.01)
- しらべる22周年(2022.04.20)
- セットプレー守備 革新的な2つのアイデア(2022.04.01)
- しらべる8,000日 しらべるが行く6,000日(2022.02.24)
- 中学生はなぜヨコ一列に並ぶのか?(2022.02.13)