四ケ町は日本一
市役所が開くのは火曜日
三連休の残り二日はその準備に充てる。
佐世保には葬儀を執り行うために帰ってきたけれど、だからといって蟄居しなければいけないという法はない。
親戚に送る香典返しを選びに四ケ町へ出た。
四ケ町(よんかちょう)は佐世保の求心力であるアーケード商店街。
「サンプラザ(旧称:三ケ町)」から「四ケ町」につづく直線アーケードの長さ 1.2km は日本一。
ちなみに直線商店街日本一は、東京戸越銀座の1.6km。
戸越銀座は道幅が狭いので、とても混雑しているが、片側1車線対面通行の道路幅がある四ケ町も、日本の西端の町にしてはよく賑わっている方だ。
地元が発信する公式情報を元にしたガイドブックには「さるくシティ4○3」という名称で紹介されている。
四ケ町の「4」サンプラザの「3」では○は何かというと「玉屋」だという。
地元の人は誰もそんな呼称は知らない。
時折、メディアが使っているようだが、あまりにアホらしいので聞こえないふりをしている。
■四ケ町の歴史
1966年
アーケード完成
この頃、白十字パーラーが佐世保最古の銘菓「ぽると」を売り始める。
1997年
大塔ジャスコ(現在はイオン)オープン。
これ以降、佐世保市南部に郊外型店舗が整備されて、四ケ町の客足が落ち始めた。
四ヶ町、佐世保玉屋、三ヶ町商店街に「さるくシティ4○3」という愛称がついた。
1998年
「YOSAKOIさせぼ祭り」が始まる。島瀬公園がメイン会場の1つとなる。
2005年
ワイワイ貿易が島瀬公園ヨコの雑居ビルに移転した。
2006年
育文堂が 蜂の家 の隣りに移転。くまざわ書店が開店。
2012年5月
長崎県初出店「餃子の王将」ができた。
2013年1月
60周年セール開催
2013年2月
佐世保港商業施設(五番街)開発計画の敷地が申請時より1.4倍に拡大されたことにより、四ケ町が「シャッター通り」になることを懸念するチラシが撒かれた。
2013年11月29日
佐世保港商業施設「五番街」オープン
四ケ町がさびれると危惧されたが、3年経った今、表面的にはそれほど変化はないように見える。
でも本当のことはわからない。
四ケ町の特徴は道の真ん中に休憩用のテーブルと椅子があることだ。
アーケード(屋根)があるので、雨の日も座ってくつろげる。
「誰があんな所に座るのだ?」と思うのだが、そこで休んでいる人がけっこういて、よその町から来た人は珍しがっていた。
今でこそ、老人の多い町の商店街には、至るところに椅子が置かれるようになった。四ケ町はその先駆けを30年、いやもっと前からやっていたのだ。
「マラソン講座」では、この四ケ町を駆け抜ける「佐世保ハウステンボスマラソン」を提唱している。
提唱から1年後、現実に「ハウステンボスマラソン(長崎国際マラソン)」は開催されたがそれは有料道路を2往復するという、まったく佐世保らしさのないコースだった。
その発展形として佐世保の町とハウステンボスをつなぐマラソンを実現したかったのだが、ハウステンボスマラソンが1回きりで失敗に終わったため、その道筋が途絶えてしまった。
マラソン(42.195km)でアーケード商店街を走るコースは未だにない。
直線アーケード日本一の「サンプラザ」「四ケ町」でぜひ、マラソンをやってもらいたい。
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