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2016年12月30日 (金)

熊本地震を経て、人々が行き着いた感覚

平成28年熊本地震の記録(つづき)

4月15日
震災から一夜明けた翌日、気象庁が「平成28年熊本地震」と命名する。
女子ゴルフツアー「KKT杯バンテリンレディース」熊本空港CC(菊池郡菊陽町)第1日が中止。翌日には大会そのものが中止となった。

4月16日
1:25 震度7の地震が発生。
当初、震度6強とされたが後に7に訂正。
これが「本震」と発表された。

初めて聞く「前震」「本震」という言葉。
熊本の被災者も、そのニュースを見た全国の人も「聞いてないよ」と想っただろう。
だが「前震」は古くからある既成概念。
ただ、現代人は"震度7規模の前震"を想像できなかったのである。



4月16日
ヤフオクドーム(福岡市)開催予定のNPBソフトバンク-楽天戦が中止になる。
19日に藤崎台県営野球場開催予定だった巨人-中日戦の中止が決まる。
阿蘇垂玉温泉の秘湯、山口旅館が孤立。

4月17日
運休中の九州新幹線、新玉名-新八代間で130カ所の損傷が見つかった。

4月18日
18:00 JR荒尾-熊本間運転再開。
物流動脈の一つが初めて回復した。

4月19日
熊本空港 運行再開

4月23日
九州新幹線博多-熊本間運転再開(熊本-新水俣間は復旧めど立たず)

4月24日
NHK「今夜も生でさだまさし」(佐賀県有田町から放送)ではFAXとメールで震災関連メッセージを受け付け紹介した。

4月27日
九州新幹線全線運転再開

4月29日
九州自動車道全線復旧

4月30日
西部ガス 熊本市内・益城町の都市ガスが全面復旧

5月7日
JR九州「ななつ星in九州」運転再開
4月16日出発分から運転を見合わせていたが、一部区間不通となっている豊肥本線を通らないルートで運転再開。

5月9日
大分自動車道の湯布院IC-日出JCTが復旧。これで九州の全高速道路の通行止めが解除された。
益城町や南阿蘇村などで休校していた小中学校62校が授業再開。

5月11日
熊本県内すべての公立学校が授業再開

5月14日
前震発生から一ヶ月
鶴屋百貨店が営業再開。
かつて、くまモンの聖地とも言われた「県民百貨店」は2015年2月28日で営業終了しており、鶴屋が熊本市内唯一の百貨店となっていた。


これらの記録はネットニュースをウォッチして、日々記録しておいたものであり、どれもがNHKの全国ニュースでやっていたわけではない。


災難はたとえ他人事であったとしても、心にボディブローのように聞いてくる。
それは厭世観、諦め、開き直りへ。
かつては非常食、水、日用品を備蓄した人も、やがて、それが一巡してしまうと、なんとかなるだろうとなり、楽観へとつながる。


日々、安全・無事に暮らしていけることこそが奇跡だ。
そう肝に銘じなければならない。
そして、2016年には、それを思い知らされる重大なニュースがあった。

つづく

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