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2017年1月29日 (日)

旅の終わりに聴いたBABYMETAL

市役所職員の「ひとつ先を読む仕事」に感動する一方、民間金融機関はそうはいかなかった。

「勤務先の住所が違います
この郵便番号で出てくる住所に対して3文字欠けています」

いやいや、郵便住所データは日本郵便のデータを元に民間のデータベース会社が作ったものですから、それと一致しているかが証憑となるとは思えないですよ。
それに自宅ならばまだしも、勤務先の住所ですよね・・


「漢字が旧字です。免許証と違います」

いやそれは、戸籍謄本と合わせるようにとあなたが言ったんですよ。


「この印鑑は無効です」

書類つくる前に言ってくださいよ・・
下書き段階で見せましたよね?


幾度も差戻しがあり、手続きは数ヶ月に及んだ。
不備だということついても、それが、法律の求めなのか、その企業の内規なのかが不明であり、不信感を募らせた。

ただ、こういう時、ユーザーは弱い。
先方に「規程」を盾にとられたら、それを覆す術がない。
文句を言っても始まらないので、言われた通りにやり直す。
「急がば回れ」
母がよく僕に言い聞かせた言葉だ。
いちいちもめているより、従った方が速い。


ただ、納得がいかなかったのは、向こうで放置している期間があることだ。
相手は企業のプロだから、粛々と手続きを進めてくれていると信頼して待っている。
しかし、一向に処理が終わったという連絡がない。

どうなっているんだろう?
念のために電話をいれると、そこで初めて
「いや、こちらからお電話しなければと思っていました」
といって、不備・差戻しの話しが出る。
そんなことが、何度もつづく。


仕事は役所の方が速くて親切。
民間は、相手によって速さも丁寧さもまちまちなのかも知れない。


いずれにせよ、相続における戸籍の運用は「過度に厳格」ではないか。
両親が共に世を去り、相続手続きをする大半の日本人が、この壁に当たるだろう。
しかし、その声は国会に届かない。

なぜならば、両親は1組しかいない。
両親亡き後の手続きは1度きり。

ようやくコツをつかんだ時には終わっていて、それを「次」に活かす機会はない。
「次」がないものを声高に叫ぶ人は少ない。
戸籍の煩雑さを解消したところで、いったい誰がどれだけ幸せになるか、想像ができない。



期せずして旅に出ることになった
後片付けは長引いたが、その旅がようやく終わった
秋の未明、姉からの電話で始まったことは事実として認識しているが、未だにキツネにつままれた気分である。

旅の終わり掛け、ようやくウォークマンをつけて鳴らしたのはBABYMETAL。
それ以外の辛気くさい歌を聴く気にはなれなかった。

おわり

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