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2017年1月13日 (金)

占い師は「あなたはいくつで死にます」とは言ってくれない

占い師は「あなたはいくつで死にます」とは言ってくれない。
(自分の寿命を質問している人がいるかどうかはわからないが...)

占いは「統計」と「霊視」に分かれる。
暦、手相、占星術などは「統計」
特殊な能力で未来をみるのが「霊視」

人がいくつで死ぬかについては、その人の健康状態、生活環境、遺伝情報など、フィジカルな要因が多く「統計」で予測するのは難しい。
一方、優秀な霊視能力者であれば、その人が何年後の世界にいるか、いないか。
あるいは、その人の葬儀の映像がどの時代に当たるかなどの情報により、目星を付けることはできるだろう。

わかる人もいれば、わからない人もいる。
(わからない占い師の方が圧倒的に多い)
ただ業界標準として、寿命については言わないことになっているようだ。


歳をとると「自分はいくつまで生きるだろう?」と考える。
日本人の平均寿命が発表されたというニュースがあれば、思わず確認する。
アナウンサーは、男性は80歳を超えたあたりだと言っている。

「なるほど男性は80歳を少し超えているのだな。だとすれば、自分は運動もしているし、持病もないから、ひいき目に見ても平均値が当てはまるとして80歳。するとあと**年か。そう考えると意外と短いものだな」
一般的な人の場合、こんな具合である。


ところが、10数年前「目黒区のインド人」に寿命を宣告されてしまった。
「あなたは**歳くらいまで生きます」
その数値は、当時の平均寿命の少し手前だった。

そのインド人は自称「ヒーラー」
一般的に言えば、占い師
「統計」ではなく「霊視」の方だ。

僕は寿命を教えて欲しいとは一言も言っていないが、その目黒区のインド人にとっては、それも提供する「情報セット」の1つなのだ。
まさか、そんなことを言われるとは思わないので、予め「寿命についてはわかっても言わないで」と釘を刺すこともできなかった。


聞いてしまった情報は、しっかりと耳に残る。
以後、寿命について考える時のデフォルト(初期値)になってしまった。
そこから、どれくらい先に延ばせるかの攻防である。


だからと言って、日々、寿命のことを考えて暮らしているわけではない。
「目の前の一分に集中する」
を座右の銘としているので、その場、その場にベストを尽くす。
そう簡単ではないが、そう決めているので、いつもそこに戻ることができる。

だが2016年末、寿命について考える出来事が起きた。
それは、iPhoneのapp storeでアプリを探そうとした時だった。

つづく

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