ニトリでみつけたエンジェルフロートによく似た枕
その日、僕はニトリで迷子になっていた。
ニトリを訪れるのは確か2度めなのだが、これほどまでに広いとは思わなかった。
寝具だけでもずいぶん棚があり、枕カバーの場所がわからない。
こういう時は尋ねるのが速い。
通りかかった兄ちゃんに、スマホに書き出してきた型番を伝えると、ハンディターミナルで検索してから、足早に歩き始めた。
兄ちゃんにはぐれないように着いていく。
「これですね」
確かにお目当ての品がそこにあった。
「ニトリひもなしらくらく掛布団カバー」は想像していたイメージには、ほど遠く、洒落た小物のような荷姿で2つ並んでいた。
近くにあった買い物かごに放り込む。
日曜日も夕方の遅い時間ということもあって、人影はまばら。
(いつもはどうなのかは知らないが)
まっすぐレジに行くのもいいが、少しだけあたりを散策する。
品揃えといい、ディスプレイといい、なかなか好感が持てる店内である。
以前、この場所は老舗百貨店の日用品売り場だった。
こんなものまで置いているのか?
というレアな品揃えがテレビでも紹介されていたことがある。
ただ、男心にぐっと来るようなモノはないか?と棚を流しても、なかなかこれというものはなく、いつも手ぶらで帰った。
カゴを手に、特にあてもなく棚を巡っていた時、枕売り場に出た。
棚は5段、ざっと15種類ほどの枕が並んでいる。
価格帯は3千円から1万円台まで幅広い。
そこにやって来た小学生のやんちゃ坊主が、手当たり次第に枕を手のひらでぎゅっぎゅっと押さえて感触を楽しんでいる。
なかなか、気持ちがいいのだろう。
それにしても、買いもしないものを手当たり次第に、触りまくるのは品がない。
いつまでも、枕で遊んでいる坊主にしびれを切らした母親は、どこかに行ってしまった。
その数ある枕たちの中にたった一つ、既視感のある枕があった。
これは、東京西川の枕に似ているな・・
中央が低く、両脇が高い。
既製品のエンジェルフロート、オーダーの自遊自材が持つフォルムと同じだ。
種別は「パイプまくら」
価格はおよそ4000円
その素材、値頃からしてきっと、寝心地はさほどよくないのだろう。
やんちゃ坊主が、置き去りにして行った母親を追いかけたのを確認して、その枕を押さえてみた。
おやっ
手触りが低反発ウレタンのそれだ。
これが、パイプまくらの手触りなのか・・
試しに上の段にあった1万円台のウレタンまくらを押さえてみる。
堅い!
ウレタン特有の、しっかり、なおかつ優しく押し返す、あの感触はむしろ「パイプまくら」側にあった。
品名は「やわらかタッチ高さ調整パイプまくら」とあった。
見本で置いてあるものを除くと、箱に入っている在庫は「1」
驚きは、すぐさま「検討」のフェーズに遷移していた。
あたりにそれとなく目を配りながら、たて続けに、15種類の枕を手のひらで押さえてみる。
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